【REAL】スケボーデッキの全種類を比較|シェイプの違いとおすすめはどれ?

  • REALのスケボーデッキは種類が多くて、どれを選べばいいかわからない
  • R1コンストラクションやヘビーウェイトの違いがいまいちピンとこない
  • 自分の乗り方に合うREALのシェイプを知りたい

REALは、1991年にアメリカ・サンフランシスコで創業した本格派のスケートボードデッキブランドです。独自のコンストラクションと豊富なシェイプ展開で、世代を超えてスケーターから支持されています。

シェイプやコンストラクションの違いを知らずにデッキを選ぶと、自分の乗り方に合わず上達のさまたげになってしまいます

この記事では、REALのスケートボードの特徴やテクノロジーをわかりやすく解説し、全シェイプを比較します。スタイル別のおすすめシェイプも紹介しますので、REALのデッキが気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

REALとはどんなスケートボードブランド?特徴と評判を紹介

REALは、1991年にサンフランシスコで創業したスケートボードデッキブランドです。Powell-Peralta出身の2人のスケーターが立ち上げた老舗で、リアルなストリートカルチャーを体現し続けてきました。

ここでは、REALというスケートボードブランドの歴史・強み・チームを順に紹介します。デッキ選びの前に、まずはブランドの背景を押さえておきましょう。

REALのブランドコンセプトと歴史

REALは、1991年にTommy GuerreroとJim Thiebaudの2人によって設立されました。どちらもPowell-Peraltaで活躍したスケーターで、Thrasher創刊者のFausto Vitelloの支援を受けてブランドを立ち上げています。

ブランド名のとおり、REALが掲げるのは飾らないリアルなスケートボードカルチャーです。デモ中心の当時のスケート業界への違和感から生まれた背景もあり、ストリート由来の本物志向が一貫したコンセプトになっています。

創業から30年以上が経った現在も、REALは世界中で高く評価されるデッキブランドの一つです。長い歴史に裏打ちされた信頼感は、初めてのデッキを選ぶうえでも安心できる材料と言えるでしょう

REALの特徴・強み

REALの最大の強みは、デッキの中身である独自コンストラクション「R1」へのこだわりです。グラフィックの良さだけでなく、強度・耐久性・ポップといった性能面を製法から作り込んでいます

加えて、REALは定番シェイプの系統が非常に豊富です。スタンダードなポップシクル形状から、対称設計や低重心ロッカーまで、乗り方に合わせて選べる幅広いラインナップを展開しています

性能と選択肢の多さが両立している点は、REALのスケートボードならではの魅力です。ビギナーからベテランまで、それぞれのレベルに合う1枚が見つけやすいブランドと言えます

REALの所属プロライダーと関連ブランド(Deluxe)

REALのチームは、世界トップクラスのプロスケーターで構成されています。Ishod WairやDennis Busenitz、Chima Ferguson、Mason Silva、Zion Wright、Kyle Walkerら、ストリートシーンを代表する強豪ライダーが名を連ねています。

REALは、サンフランシスコのDeluxe Distribution(DLX)傘下のブランドです。Anti-HeroやKrooked、ウィールのSpitfire、トラックのThunder・Ventureなどと同じ系列にあたります。

実力派ライダーと強固な流通基盤に支えられている点も、REALのスケートボードが長く信頼されてきた理由です。プロが実戦で使う製品をそのまま手に取れる安心感があります

REALの機能とテクノロジー

ここでは、REALの製品に搭載されている独自テクノロジーを解説します。デッキの乗り味・ポップ・耐久性を支えているのは、グラフィックの裏にあるコンストラクション技術です。

REALのスケートボードを選ぶ理由は、見た目以上に中身にあります。4つの代表的な技術を押さえれば、シェイプ選びの判断もしやすくなります。

REALのスケートボードデッキを支える代表的なテクノロジーは以下の4つです。

  • REALのR1コンストラクション
  • ヘビーウェイト(Heavyweights)
  • Xバンド(X-Band)
  • REALのユニバーサルプレスモールド

REALのR1コンストラクション

REALのR1コンストラクションは、ブランドの代名詞となる独自のデッキ製法です。コンケーブ(デッキ中央のくぼんだ反り)を安定して出すために、1枚ずつのプライ(積層する薄い木の板)へ均等な圧力をかけて成形します。

R1では、スケート専用の非クロムグルー(接着剤)と2本のXバンドと呼ばれる補強帯を組み合わせています。デッキを硬く強く保ちながら、ポップ(テールを弾いてボードを跳ね上げる動作)に必要なしなりを残す設計です

REALのR1コンストラクションによって、より強く長持ちし、安定したパフォーマンスを発揮するデッキが生まれます。安定した乗り味と高い耐久性を両立したいスケーターにおすすめの技術です。

ヘビーウェイト(Heavyweights)

REALのヘビーウェイトは、R1をベースに耐久性をさらに高めた上位コンストラクションです。激しく乗っても長持ちする強度を求めるスケーターに向けた仕様になっています。

縦方向に積層した7枚のプライに対し、横方向の厚いXバンドプライを応力のかかる箇所へ追加しています。ボード全体の強度を底上げしつつ、クリアで大きなポップ音が出るのも特徴です

REALのヘビーウェイトは、硬さが長く持続するためポップが落ちにくく、ノーズやテールへの不正確な着地でも強度が損なわれにくい点が魅力です。名称に反して通常デッキより軽いため、ハードに攻めるスケーターにおすすめです。

Xバンド(X-Band)

REALのXバンドは、デッキ内部に組み込まれた補強バンドです。デッキの乗り味そのものを決定づける、R1コンストラクションのコアとなる要素になっています

Xバンドは、スティッフ(硬い)な張りと強度をデッキに与えます。同時に、ポップとレスポンスのために必要な分だけしなりを残し、硬さと弾きやすさのバランスを取っています

REALのXバンドによって、強度がありながらキレのあるポップを楽しめるデッキに仕上がります。しっかりした張りと反発を求めるスケーターにとって、乗り味の要となる技術です。

REALのユニバーサルプレスモールド

REALのユニバーサルプレスモールドは、1枚ずつのプライに均等な圧力をかける独自のプレス技術です。デッキの精度と一貫性を支える、コンストラクションの土台にあたります。

プライ全面へ等しく圧力を加えることで、センター出しされた一貫したコンケーブと、正確なノーズ/テールの角度を生み出します。製造ごとの個体差が出にくいのも、REALのプレス技術の強みです

REALのユニバーサルプレスモールドにより、足のコントロール性とデッキの耐久性が高まります。狙いどおりの安定したコンケーブを一貫して得られる点が、スケーターにとって大きなメリットです。

REALの全シェイプの種類を比較

ここでは、REALの全シェイプの種類と違いを解説します。まず全シェイプを一覧で比較できる表を掲載し、その後に各シェイプの詳細を順に紹介します。

REALのスケートボードはシェイプによって乗り味が大きく変わります。コンケーブ・形状の特徴・向いている乗り方を見比べて、自分のスタイルに合う1枚を見つけてください。

シェイプ名コンケーブ形状の特徴対応コンスト向いている乗り方おすすめ対象
Classic Oval標準バランス型定番ポップシクル形状R1・Heavyweightsストリート・パーク全般全レベル・全スタイル
Twin Tail標準ノーズ=テール完全対称設計R1スイッチ・ノーリー重視テクニカル中〜上級
Easy Rider浅め+センターロッカー対称ノーズ/テール・フルボード接地R1オールラウンド・デイリーユース全レベル
DLX True Fit標準(短尺比例調整)短めの全長・通常幅のコンパクト設計R1テクニカルストリート・機敏な操作性重視中〜上級
Lo-Pro II深め+縦ロッカーセンタープレスによる低重心構造R1クイックポップ・テクニカルトリック重視中〜上級
Full SE標準ノーズ/テールが広く角張ったフルシェイプR1パーク・オールラウンド・安定性重視初〜中級

Classic Oval(クラシックオーバル)

Classic Oval(クラシックオーバル)の製品画像

項目内容
モデル名Classic Oval
コンケーブ標準バランス型(均等プレス)
形状の特徴定番ポップシクル形状・全サイズ展開
向いているスタイルストリート・パーク全般
おすすめ対象全レベル・全スタイル

REALの「Classic Oval」は、ブランドの象徴であるオーバルロゴをあしらった定番のスタンダードシェイプです。多くのスケートショップやパークで見かける、最も普及したREALの基準モデルと言えます。

「Classic Oval」はR1コンストラクションをベースに、バランスの取れたコンケーブ・ポップ・耐久性を備えています。スタイルを選ばない汎用性の高さが強みです

ストリートでもパークでも使えるオールラウンドな性能を発揮するため、最初の1枚として迷ったときに選びやすいシェイプです。チームモデルとしても展開され、入手しやすさも魅力になっています。

REALの「Classic Oval」は、初めてREALを選ぶ人や、クセのない標準的な乗り味を求める人におすすめのスケートボードです。スタイルを問わず長く使える定番シェイプを探している方に向いています。

Twin Tail(ツインテール)

Twin Tail(ツインテール)の製品画像

項目内容
モデル名Twin Tail
コンケーブ標準
形状の特徴ノーズ=テール完全対称(Ishod Wair考案)
向いているスタイルスイッチ・ノーリー重視テクニカルストリート
おすすめ対象中〜上級スケーター

REALの「Twin Tail」は、プロライダーのIshod Wairが考案した完全シンメトリー(左右対称)のシェイプです。ノーズとテールが同じ形状で、どちらを前にしても同じ感覚で乗れるよう設計されています

「Twin Tail」は前後が対称ゆえに、スイッチやノーリー、回転系トリックでの感覚差が少ない点が技術的な強みです。「Easy Rider」などのコンケーブと組み合わせて展開されることもあります。

スイッチスタンス(利き足と逆の向き)で滑る場面でも違和感が少なく、テクニカルなトリックに集中できるのがREALの「Twin Tail」の持ち味です。前後を気にせず練習を重ねたいスケーターに向いています。

REALの「Twin Tail」は、スイッチやノーリーを多用するテクニカル志向のストリートスケーターにおすすめのスケートボードです。前後対称ならではの扱いやすさを求める中〜上級者に適しています。

Easy Rider(イージーライダー)

Easy Rider(イージーライダー)の製品画像

項目内容
モデル名Easy Rider
コンケーブ浅め(メロウ)+センターロッカー
形状の特徴対称ノーズ/テール・フルボード接地感
向いているスタイルオールラウンド・デイリーユース
おすすめ対象全レベル(快適な乗り心地を求める人)

REALの「Easy Rider」は、リラックスした浅めのコンケーブを採用したシェイプです。ボード全体に足が接地する感覚を重視した、やや幅広めの定番オルタナティブにあたります。

「Easy Rider」はメロウ(穏やか)なコンケーブにより、全面コンタクトの安定感を確保しています。それでいてクイックなポップを残すバランス設計が、REALの技術的な強みです

街乗りのクルーズとトリックの両方を快適にこなせるため、デイリーボードとして使いやすいシェイプです。長時間乗っても疲れにくい乗り心地が、REALの「Easy Rider」の魅力になっています

REALの「Easy Rider」は、浅コンケーブの乗り心地を好む人や足の大きい人、街乗りとトリックを両立したいスケーターにおすすめのスケートボードです。レベルを問わず快適さを求める方に向いています。

DLX True Fit(トゥルーフィット)

DLX True Fit(トゥルーフィット)の製品画像

項目内容
モデル名DLX True Fit
コンケーブ標準(短尺で比例調整)
形状の特徴短めの全長・通常幅を維持したコンパクト設計
向いているスタイルテクニカルストリート・機敏な操作性重視
おすすめ対象中〜上級(標準より短いデッキを好む人)

REALの「DLX True Fit」は、「ワンサイズですべては賄えない」という発想から生まれた専用モールドのシェイプです。標準より少し短く、幅は同等という設計で、コントローラブルな乗り味を実現します

「DLX True Fit」は全長を抑えつつ十分な幅を確保することで、取り回しの軽さとレスポンスを両立しています。標準シェイプでは長く感じるスケーターのフィット感を補正する点が技術的な強みです。

短めの全長によってデッキの反応が機敏になり、細かなトリックを素早く繰り出しやすくなります。テクニカルなストリートスケートで、REALの「DLX True Fit」は軽快な操作性を発揮します。

REALの「DLX True Fit」は、標準デッキを長く感じる人や、機敏な反応とコントロール性を重視するスケーターにおすすめのスケートボードです。テクニカル志向の中〜上級者に適しています。

Lo-Pro II(ロープロ II)

項目内容
モデル名Lo-Pro II
コンケーブ深め+縦ロッカー(低重心)
形状の特徴センタープレスによる縦方向のロッカー構造
向いているスタイルクイックポップ・テクニカルトリック重視
おすすめ対象中〜上級(ロッカー形状の独特な乗り味好みの人)

REALの「Lo-Pro II」は、ノーズからテールにかけて緩いロッカー(縦方向の反り)を持たせたシェイプです。重心がやや低くなり、強度とコントロール性、素早いポップを狙った構造になっています

「Lo-Pro II」は縦方向のロッカーにより、低重心と強度を確保しつつクイックなポップを引き出します。標準的なコンケーブとは異なる、独特の足裏フィードバックを生むのが技術的な強みです。

低重心ならではの安定した踏み込み感があり、テクニカルなトリックでもボードを操作しやすくなっています。REALの「Lo-Pro II」は、慣れるほどに弾きやすさを実感できるシェイプです

REALの「Lo-Pro II」は、低重心で安定感のある乗り味を求める人や、ロッカー形状の独特なコントロール感を試したいスケーターにおすすめのスケートボードです。中〜上級者に向いています。

Full SE(フルSE)

Full SE(フルSE)の製品画像

項目内容
モデル名Full SE
コンケーブ標準
形状の特徴ノーズ/テールが広く角張ったフルシェイプ設計
向いているスタイルパーク・オールラウンド・安定性重視
おすすめ対象初〜中級(安定感と足の置きやすさ重視)

REALの「Full SE」は、ノーズ/テールがより幅広く、尖りすぎないポップシクル形状のシェイプです。正式名称は「Full SE(Square Edge)」で、安定志向のライダーに向いた定番系の一つにあたります。

「Full SE」は広めのノーズ/テールにより、着地時の安定性と足の置きやすさを確保しています。クセの少ない素直なバランスで、幅広いトリックに対応できる点が技術的な強みです。

足を置けるスペースに余裕があるため、パークでのランプやトランジションでも安定して構えられます。REALの「Full SE」は、オールラウンドに扱えるバランスの良さが持ち味です

REALの「Full SE」は、安定感と足の置きやすさを優先したい人や、尖ったシェイプが苦手な人におすすめのスケートボードです。オールラウンドに使える1枚を探している初〜中級者に向いています。

まとめ

この記事では、REALのスケートボードについて、ブランドの歴史やR1・ヘビーウェイトといったテクノロジー、全シェイプの違いを解説しました。REALは1991年創業の本格派デッキブランドで、堅牢なコンストラクションと豊富なシェイプ系統が魅力です

REALのシェイプ選びは、自分の乗り方を基準に考えるのがおすすめです。迷ったら「Classic Oval」、スイッチ重視なら「Twin Tail」、快適さ重視なら「Easy Rider」、機敏さなら「DLX True Fit」、強度を最優先するならヘビーウェイト採用モデルが選択肢になります。

自分のスタイルに合うシェイプとコンストラクションを選べば、REALのスケートボードはきっと上達を後押ししてくれます。お気に入りの1枚を見つけて、REALのデッキを試してみてください。この記事が参考になればうれしいです。

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この記事を書いた人

学生のころからスケートボードに親しみ、これまで複数ブランドのデッキやコンプリートを実際に購入して使い比べてきました。各モデルの特徴やパーツ選びの違いを実購入者の目線で整理し、何を選べばいいか迷う方に向けて『スケボーセレクト』を運営しています。

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