【Bones Wheels】スケボーウィール全種類を比較|おすすめはどれ?

  • Bones Wheelsはフォーミュラもシェイプも種類が多くて、どれを選べばいいかわからない
  • STFとX-FormulaとSPFで、走りが何がどう違うのか知りたい
  • 初心者が最初に買うBones Wheelsのスケボーウィールはどれ?

「Bones Wheels」は1978年にPowell Peraltaのウィール部門として出発した米国のスケートボードウィールブランドで、プロからストリートスケーターまで幅広く支持される定番です。自社工場で作るスケートボード専用ウレタンと、フラットスポットのできにくさに定評があります

スケボーウィールは滑る場所や自分のスタイルに合わないモデルを選んでしまうと、転がりの軽さやグラインドの決まりやすさ、トリックの上達ペースにも影響します。狙った滑りを気持ちよく決めるためにも、スケボーウィールは各モデルの性能や特徴の違いを理解して選ぶことが大切です

この記事では、Bones Wheelsの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行のスケボーウィールを全モデル比較します。フォーミュラ別のおすすめモデルも紹介しますので、Bones Wheelsのスケボーウィールが気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

Bones Wheelsとはフラットスポットに強いスケボーウィールブランド

Bones Wheelsは1978年に立ち上がった米国カリフォルニア州のスケボーウィールブランドで、スケートボード専用に開発したウレタンだけを使う姿勢を創業から貫いています。世界中のスケートショップで定番として並び続けている理由は、ブランドの成り立ちと製造体制を見るとはっきりします。

Bones Wheelsが一貫して掲げているのは、フラットスポット(急ブレーキやパワースライドでウィールの一部が平らに削れてしまう状態)を作りにくいという性能です。一度フラットスポットができたウィールは転がるたびに振動が出て、走り出しの軽さもグラインドの精度も落ちてしまいます

Bones Wheelsのブランドコンセプト

Bones Wheelsは、スケートボードのためだけに配合したウレタンを使うことを設計の出発点にしています。汎用ウレタンを流用せず、反発と耐摩耗性の両立を狙って材料そのものを作り込む点が、他ジャンルからの転用品と決定的に違うところです

同じ硬度に見えるウィールでも、ウレタンの配合が変われば転がりの伸び方も削れ方も変わります。Bones Wheelsは硬さの数値だけでは表しきれない性能を、フォーミュラという単位で作り分けています。

滑る路面とスタイルに合わせてフォーミュラを選ぶことが、削れにくく走りが落ちにくいスケボーウィールへの近道です。フラットスポットのできにくさを軸にブランドを選びたいスケーターにとって、Bones Wheelsは有力な選択肢です。

Bones Wheelsの特徴・強み

Bones Wheelsの強みは、自社工場での一貫生産にあります。公式サイトによると、すべてのフォーミュラをカリフォルニア州ベンチュラの自社プラントで開発・製造しており、配合の微調整から品質管理までを社内で完結させています

路面と用途ごとにフォーミュラを作り分ける開発姿勢も、Bones Wheelsならではの特徴です。ストリート向け、パーク向け、悪路向けとウレタンを分け、さらにV1からV8までのシェイプを重ねることで、硬さと形の組み合わせから自分の滑りに合う一組を選べます

裏を返すと、選択肢が多いぶん最初は迷いやすいブランドでもあります。フォーミュラで路面を決め、シェイプで乗り味を詰めるという順序を押さえることが、Bones Wheelsのスケボーウィール選びを整理する近道です。

Bones Wheelsの歴史・創業背景

Bones Wheelsの歴史は、1978年にGeorge PowellとStacy PeraltaがPowell Peraltaを設立し、そのウィールブランドとして立ち上げたところから始まります。エンジニア出身のGeorge Powellがウレタン開発を主導した経緯が、素材から作り込む現在の姿勢につながっています。

ブランドの知名度を一気に押し上げたのが、Tony HawkやSteve Caballeroらが在籍したライダーチームのBones Brigadeです。1980年代のスケートシーンを牽引したメンバーの活躍とともに、Bones Wheelsの名前は世界中のスケーターに広がりました。

40年以上にわたって現役の定番であり続けている点は、スケボーウィールというパーツにおいて大きな安心材料になります。流行に左右されにくい選択をしたいスケーターにも、Bones Wheelsはおすすめしやすいブランドです。

Bones Wheelsの関連ブランド

Bones Wheelsは、Skate One傘下のブランド群のひとつです。デッキやライダーチームで知られるPowell Peralta、ベアリングのBones Bearingsとは兄弟関係にあたり、同じ会社が展開しています。

店頭やECではブランド名が並んで表示されるため、「Bones」の名前が付いていてもウィールとベアリングは別ラインである点は押さえておきたいところです。ベアリングのBones Redsとウィールのフォーミュラは、選ぶ基準がまったく異なります。

Soft Slide Series(Snakes / Primo / G-Slides)はPowell Peralta名義の製品で、Bones Wheelsのラインナップには含まれません。スケボーウィールを探す際は、パッケージのブランド表記を確認すると迷わずに済みます。

Bones Wheelsの機能とテクノロジー

Bones Wheelsのスケボーウィールを選ぶうえで欠かせないのが、ウレタンフォーミュラとシェイプという2つの軸です。同じ54mmの白いウィールでもフォーミュラが違えば走りは別物になるため、ここを押さえておくと後半のモデル比較が読みやすくなります。

フォーミュラは走る路面と目的で決まり、シェイプはグラインドのロック感や着地の安定感を左右します。以下で解説するのは、Bones Wheelsが現行で展開している5つのフォーミュラと、V1からV8までのシェイプの考え方です。

Bones Wheelsのスケボーウィールに採用されている主なフォーミュラ・シェイプは以下のとおりです。

  • 自社工場で作るスケートボード専用ウレタン
  • X-Formula
  • Street Tech Formula (STF)
  • Skatepark Formula (SPF)
  • All-Terrain Formula (ATF)
  • V1からV8までのシェイプ展開

自社工場で作るスケートボード専用ウレタン

Bones Wheelsのウレタンは、カリフォルニア州ベンチュラにある自社工場ですべて開発・製造されています。外部の成形メーカーに任せず社内で配合を組み立てているため、フォーミュラごとに性格の違う材料を作り分けられます

一般的なウレタン製品は、硬さの指定さえ合っていれば汎用配合が使われることも珍しくありません。Bones Wheelsはスケートボードの荷重と摩耗を前提に材料を設計し、反発と耐摩耗性のバランスを詰めています

自社生産の恩恵は、削れにくさと走りの持続として現れます。買った直後の転がりの軽さが長く続くことを重視するスケーターにとって、製造体制まで踏み込んで選べるのはBones Wheelsの大きな利点です。

X-Formula

X-Formulaは、Bones Wheelsが10年かけて開発したフォーミュラで、X95(95A)、X97(97A)、X99(99A)の3硬度で展開しています。硬度(デュロメーター)は数値が大きいほど硬く、スライドが軽くなる一方で路面の粗さを拾いやすくなる性質があります

X-Formulaが狙っているのは、その相反する性質の両立です。公式サイトは「柔らかいウィールのように荒れた路面を転がりながら、硬いウィールのようにスライドする」と説明しており、非常に高い反発によって転がりの速さも確保しています

振動の吸収と着地の衝撃の緩和にも効くため、路面が荒れがちな日本の街中で滑る場面と相性が良いフォーミュラです。ストリートとパークを行き来する人や、1組で幅広い場所をカバーしたい人におすすめできます。

Street Tech Formula (STF)

Street Tech Formula (STF)は、ストリート向けに作られた103Aと99Aの2硬度展開のフォーミュラです。硬めの103Aはスライドの抜けとスピードに振った設定、後から加わった99Aは荒れた路面での転がりと着地の柔らかさに寄せた設定になっています

公式サイトが掲げるのは「速く転がり、必要なときにグリップし、狙ったときにフラットスポットを作らずスライドする」という性能です。あわせて、通常のウィールの数倍長持ちするという耐摩耗性の高さも打ち出しています

パワースライドやノーズスライドを多用する滑り方では、ウィールの削れ方がそのまま買い替えの頻度に直結します。削れにくさを最優先するストリートスケーターに、STFのスケボーウィールはおすすめです。

Skatepark Formula (SPF)

Skatepark Formula (SPF)は、滑らかで滑りやすいコンクリートパークに特化したフォーミュラです。硬度はAスケールではなくBスケールで表記され、81Bと84Bの2種類が用意されています。

Bones Wheelsの公式サイトによると、BスケールはAスケールより20ポイント低く読む尺度で、81Bは101A、84Bは104Aに相当します。Aスケールは95Aを超えると数値が正確に出ないため、硬い領域まで測れるBスケールを採用しているという説明です。

滑りやすい路面でのグリップとフラットスポット耐性に振り切りつつ、高い反発で立ち上がりの速さと転がりの伸びを確保しています。グリップと操作性重視なら81B、速さと軽いスライド重視なら84Bという選び分けが、公式の推奨です。

All-Terrain Formula (ATF)

All-Terrain Formula (ATF)は、80Aのソフトウレタンを使い、路面の質を問わず滑らかに転がることを狙ったフォーミュラです。トリック用のハードウィールとは目的が異なり、移動やクルージングの快適さに軸足を置いています

99Aや103Aのハードウィールでアスファルトの粗い路面を走ると、細かい振動が足裏に伝わり、小さな段差でも前輪が止まって前のめりになります。80Aのソフトウレタンは路面の凹凸を潰しながら転がるため、同じ道でも走破感がまるで別物です

通学や通勤の移動、撮影時の押しや追走といった用途で本領を発揮するフォーミュラです。トリック用とは別に街乗り用のセットを組みたい人におすすめのスケボーウィールと言えます。

V1からV8までのシェイプ展開

Bones Wheelsは同じフォーミュラの中に複数のシェイプを用意しており、接地面の広さとエッジ形状の違いで乗り味を調整できます。スタンダードのV1を基準に、ロック形状のV2、細身のV3、幅広のV4、サイドカットのV5、ワイドカットのV6、ダブルロックのV7、ダブルワイドのV8という並びです。

接地面が広いシェイプほど直進安定性とグリップが増し、着地の安心感が高まります。反対に細身のシェイプは軽く、スライドの抜けとフリップ系の取り回しが軽快になります

サイドカット(側面を斜めに削り落とした形状)は、レッジやレールにウィールを乗せたときの側面の抵抗を減らし、グラインドをロックしやすくする形です。デッキ幅と滑るスタイルを基準にシェイプを選ぶと、Bones Wheelsのスケボーウィール選びは失敗しにくくなります

Bones Wheelsの全種類を比較

Bones Wheelsの現行スケボーウィールを、フォーミュラごとにグループ分けして比較します。フォーミュラで走る路面を決めてから、シェイプで乗り味を詰めるという順序が、自分に必要な組み合わせを絞り込む近道です。

各グループの冒頭にはそのグループ配下のモデルだけをまとめた比較表を置き、続けて1モデルずつ詳しく解説します。硬度とシェイプの対応も表にまとめていますので、店頭で迷ったときの判断材料として活用してください。

Bones Wheelsのスケボーウィールを以下の5つのフォーミュラ別に解説します。

  • X-Formula
  • Street Tech Formula (STF)
  • Skatepark Formula (SPF)
  • All-Terrain Formula (ATF)
  • 100’s OG Formula

X-Formula

ロードノイズを抑えながらスライドもこなす、現在のBones Wheelsで最も汎用性の高いフォーミュラです。硬度は柔らかい順に95A、97A、99Aと選べ、荒れた路面が多いなら95A、スライドの軽さを求めるなら99Aが基準になります。シェイプ別の違いは以下のとおりです。

スクロールできます
モデル名 シェイプ特性 硬度 ロックイン性 安定性
X-Formula V5 Sidecut サイドカットで軽量 95A/97A/99A 高い 中間
X-Formula V6 Wide-Cut 幅広接地面+サイドカット 95A/97A/99A 高い 高い
X-Formula V7 Double Locks ストレートエッジで細身 97A/99A 非常に高い 中間
X-Formula V8 Double Wides 最幅広プロファイル 97A/99A 中間 非常に高い
X-Formula V1 Standard クセのない基本形状 97A/99A 中間 中間

V5 Sidecut

X-Formula V5 Sidecutの製品画像

項目 内容
モデル名 X-Formula V5 Sidecut
フォーミュラ X-Formula
硬度 95A/97A/99A
特徴 サイドカットで軽量、ロックしやすい
対応シーン ストリート/パーク横断

「X-Formula V5 Sidecut」は、ウィール側面を斜めに削り落として軽量化したBones Wheelsのシェイプで、3硬度すべてから選べる自由度の高さが持ち味です

側面の抵抗が減ることで、レッジやレールにウィールを乗せたときにグラインド(縁を滑らせるトリック)がロックしやすくなります。X-Formulaの高い反発が加わるため、荒れた路面に入っても転がりが鈍りません

接地面は控えめなので、幅広シェイプほどの直進安定性はありません。ストリートとパークを行き来しながらグラインドを重ねるスケーターにおすすめのスケボーウィールです。

V6 Wide-Cut

X-Formula V6 Wide-Cutの製品画像

項目 内容
モデル名 X-Formula V6 Wide-Cut
フォーミュラ X-Formula
硬度 95A/97A/99A
特徴 幅広接地面でドラッグ低減、安定志向
対応シーン 太めデッキ/安定重視

Bones Wheelsの「X-Formula V6 Wide-Cut」は、接地面を広く取りながら側面をカットした、安定性重視のシェイプです。

広い接地面が直進時の踏ん張りを生み、着地でウィールが暴れにくくなります。それでいてサイドカットされた壁が側面の引っかかりを抑えるため、長いグラインドも狙えます

安定と引っかかりの少なさを同時に取りにいった構成のぶん、細身シェイプのような軽快なスライドの抜けは控えめです。8.25インチ以上の太めのデッキを使う人や、着地の安心感を優先したい人におすすめします。

V7 Double Locks

X-Formula V7 Double Locksの製品画像

項目 内容
モデル名 X-Formula V7 Double Locks
フォーミュラ X-Formula
硬度 97A/99A
特徴 細身プロファイルでロックイン性重視
対応シーン グラインド最優先

「X-Formula V7 Double Locks」は、エッジをストレートに立ててロックイン性を高めたBones Wheelsのシェイプです。硬度は97Aと99Aの2展開になります。

両側のエッジが角として残るため、レールやレッジに乗せた瞬間の「かかった」という手応えがはっきり出ます。細めのプロファイルでありながら幅を確保している点も特徴で、スライドに逃がす操作もきちんと残る設計です

グラインドを最優先に組みたいスケーターに向く一方、荒れた路面での安定感は幅広シェイプに譲ります。レールでの引っかかりを取りにいく滑りをする人におすすめのスケボーウィールです。

V8 Double Wides

X-Formula V8 Double Widesの製品画像

項目 内容
モデル名 X-Formula V8 Double Wides
フォーミュラ X-Formula
硬度 97A/99A
特徴 最幅広プロファイルで走破性が高い
対応シーン トランジション/ラフ路面

「X-Formula V8 Double Wides」は、Bones Wheelsのラインナップで最も幅広いプロファイルを持つシェイプです。

接地面の広さがそのまま安定した乗り味につながり、スピードが乗った状態でも足元がふらつきにくくなります。X-Formulaの振動吸収と組み合わさることで、荒れたコンクリートやパークの継ぎ目でも減速しにくい走りになります

幅があるぶん重量は増え、フリップ系の軽い返りを求める滑りには不向きです。トランジション(カーブした斜面)やラフな路面で安定を最優先したいスケーターにおすすめします。

V1 Standard

X-Formula V1 Standardの製品画像

項目 内容
モデル名 X-Formula V1 Standard
フォーミュラ X-Formula
硬度 97A/99A
特徴 クセのない基本のV字プロファイル
対応シーン X-Formulaを試したい人

Bones Wheelsの「X-Formula V1 Standard」は、クセのないV字プロファイルを持つ基準のシェイプです。

シェイプによる味付けが少ないため、X-Formulaというウレタンそのものの素性がストレートに出ます。荒れた路面での転がりの良さとスライドの軽さという二面性を、余計な補正なしに体感できる構成です。

とがった個性がないぶん、特定のトリックに全振りしたい人には物足りません。まずX-Formulaを試したい人や、シェイプの好みがまだ定まっていない人におすすめのスケボーウィールです。

Street Tech Formula (STF)

ストリートの定番として長く支持されているフォーミュラで、6種類のシェイプが用意されています。硬度は全シェイプ共通で99Aと103Aの2展開となり、硬さとスピードを取るなら103A、荒れた路面での転がりと着地の柔らかさを取るなら99Aが基準です。シェイプごとの性格は以下で比較します。

スクロールできます
モデル名 シェイプ特性 ロックイン性 スライド性 対応スタイル
STF V5 Sidecut サイドカットで軽量 高い 中間 テクニカルなストリート
STF V6 Wide-Cut 幅広接地面+カットエッジ 高い 低め 幅広デッキでの安定走行
STF V4 Wide サイドカットなしの幅広形状 中間 低め フラット/トランジション
STF V2 Locks エッジを立てたロック形状 非常に高い 低め グラインドの手応え重視
STF V3 Slims 細身プロファイル 低め 高い フリップ系の取り回し重視
STF V1 Standard STFの基準となる形状 中間 中間 初めてのSTF

V5 Sidecut

STF V5 Sidecutの製品画像

項目 内容
モデル名 STF V5 Sidecut
フォーミュラ Street Tech Formula (STF)
硬度 99A/103A
特徴 サイドカットで軽量、スライドが軽快
対応シーン テクニカルなストリート

「STF V5 Sidecut」は、側面を削って軽さとロックイン性を両立させたBones Wheelsのストリート向けウィールです。

STFの硬さとサイドカットの軽さが噛み合うことで、スライドの抜けが軽くなり、ノーズスライドやボードスライドの入りが素直になります。フラットスポットができにくいSTFの性格上、パワースライドを繰り返しても走りが荒れません

接地面が狭いため、着地の安定感は幅広シェイプに一歩譲ります。テクニカルなストリートトリックを積み重ねるスケーターにおすすめのスケボーウィールです。

V6 Wide-Cut

STF V6 Wide-Cutの製品画像

項目 内容
モデル名 STF V6 Wide-Cut
フォーミュラ Street Tech Formula (STF)
硬度 99A/103A
特徴 幅広接地面とカットエッジを両立
対応シーン 幅広デッキでの安定走行

Bones Wheelsの「STF V6 Wide-Cut」は、幅広の接地面とカットされたエッジを併せ持つシェイプです。

広い接地面が着地の衝撃を受け止め、階段やギャップを降りたときに足元が流れにくくなります。側面はカットされているので、幅広ながらグラインド中のドラッグは抑えられています

安定に振ったぶん、スライドを積極的に使う滑り方ではやや粘る感触です。幅広のデッキで安定感を求めるストリートスケーターに向く1組です。

V4 Wide

STF V4 Wideの製品画像

項目 内容
モデル名 STF V4 Wide
フォーミュラ Street Tech Formula (STF)
硬度 99A/103A
特徴 サイドカットなしの素直な幅広形状
対応シーン フラット/トランジション

「STF V4 Wide」は、サイドカットを持たない素直な幅広シェイプで、Bones WheelsのSTFの中でも最もグリップ寄りの性格をしています

接地面を最大化しているため、プッシュしたときの推進力が逃げにくく、カーブでの踏ん張りもしっかりしています。フラットグラウンドでの安定感を求める滑りとの相性が良好です。

一方で、側面が削られていないぶんグラインドの引っかかりは残ります。フラットやトランジションでの安定を優先し、グラインドは控えめというスケーターにおすすめします。

V2 Locks

STF V2 Locksの製品画像

項目 内容
モデル名 STF V2 Locks
フォーミュラ Street Tech Formula (STF)
硬度 99A/103A
特徴 エッジを立ててロックインを重視
対応シーン グラインドの手応え重視

「STF V2 Locks」は、エッジを立ててロックインを狙ったBones Wheelsのシェイプで、グラインドの手応えを求める人向けの一本です。

角の残ったプロファイルがレールやレッジの縁を捉え、トラックとウィールの間にしっかりとした引っかかりを作ります。50-50やフィーブルで「乗った」感覚をつかみたい段階では、角のあるシェイプが助けになります。

角が立っているぶん、狙わないところで引っかかる場面もある点には注意が必要です。グラインドの精度を上げたいスケーターにおすすめのスケボーウィールです。

V3 Slims

STF V3 Slimsの製品画像

項目 内容
モデル名 STF V3 Slims
フォーミュラ Street Tech Formula (STF)
硬度 99A/103A
特徴 細身プロファイルで軽さとスライド重視
対応シーン フリップ系の取り回し重視

Bones Wheelsの「STF V3 Slims」は、細身のプロファイルで軽さに振ったシェイプに仕上がっています。

接地面が小さいためスライドが軽く抜け、足元の重さが減ることでフリップ系の返りも速くなります。デッキを回す動きが多いスタイルほど、細身シェイプの軽さが効果的です。

その代わり、着地時の安定感とグリップは幅広シェイプよりやや控えめです。軽さとスライドのしやすさを最優先するテクニカル志向のスケーターにおすすめします。

V1 Standard

STF V1 Standardの製品画像

項目 内容
モデル名 STF V1 Standard
フォーミュラ Street Tech Formula (STF)
硬度 99A/103A
特徴 STFの基準となるベーシックシェイプ
対応シーン 初めてSTFを試す人

「STF V1 Standard」は、Bones WheelsのSTFにおける基準となるベーシックシェイプです。

シェイプによる補正が少ないため、STFの持ち味である耐フラットスポット性と転がりの速さがそのまま出ます。グリップとスライドのバランスも中庸で、どんなトリックにも極端な癖が出ません

尖った方向性はないので、特定の滑りに最適化したい人は他のシェイプを検討する価値があります。初めてSTFを試す人や、標準的な乗り味を求める人におすすめのスケボーウィールです。

Skatepark Formula (SPF)

滑らかなコンクリートパークに特化し、フラットスポット耐性と反発を高めたフォーミュラです。硬度はBスケールで表記され、81Bが101A相当、84Bが104A相当にあたります。グリップと操作性なら81B、速さと軽いスライドなら84Bという選び分けになり、シェイプは2種類から選べます。

スクロールできます
モデル名 シェイプ特性 反発・転がり 安定性 対応シーン
SPF P5 Sidecut サイドカットで軽量 非常に高い 中間 パーク/ボウルでの加速重視
SPF P6 Wide-Cut 幅広の接地面 高い 高い 大きめトランジション

P5 Sidecut

SPF P5 Sidecutの製品画像

項目 内容
モデル名 SPF P5 Sidecut
フォーミュラ Skatepark Formula (SPF)
硬度 81B/84B
特徴 サイドカットで軽量、反発が高い
対応シーン パーク/ボウルでの加速

「SPF P5 Sidecut」は、側面をカットして軽量化したBones Wheelsのパーク向けウィールで、SPFの標準的な選択肢です。

SPFの高い反発とサイドカットの軽さが重なり、パンピングでの加速がよく伸びます。滑りやすいコンクリート路面でもグリップを保ちながら、フラットスポットをほとんど作らない耐久性が持ち味です

接地面が狭いため、極端にスピードを出す場面では幅広シェイプのほうが落ち着きます。パークやボウルを主戦場にするスケーターにおすすめのスケボーウィールです。

P6 Wide-Cut

SPF P6 Wide-Cutの製品画像

項目 内容
モデル名 SPF P6 Wide-Cut
フォーミュラ Skatepark Formula (SPF)
硬度 81B/84B
特徴 幅広接地面でスピード時も安定
対応シーン 大きめトランジション

Bones Wheelsの「SPF P6 Wide-Cut」は、接地面を広げて安定性を高めたパーク向けシェイプです。

幅の広さがスピードの乗った状態での接地感を支え、大きなトランジションを駆け上がるときも足元がぶれにくくなります。SPFの反発は保ちつつ、着地とリップでの安心感を上乗せした構成です。

軽快さという点ではP5 Sidecutに軍配が上がります。大きめのトランジションやボウルで速度域の高い滑りをする人におすすめします。

All-Terrain Formula (ATF)

80Aのソフトウレタンで、荒れた路面や街乗りを快適にするフォーミュラです。トリック用のハードウィールとは目的が異なるため、フリップやグラインドを狙う人ではなく、移動や撮影の快適さを求める人が選ぶ対象になります。硬度は全ライン共通で、コア構造とサイズで性格が分かれます。

スクロールできます
モデル名 コア構造 走行特性 安定性 対応用途
ATF Rough Riders Runners 標準コア 振動吸収で段差を滑らかに越える 中間 通学/通勤のクルージング
ATF Rough Riders Wranglers ハイエナジーコア Runnersより幅広で踏ん張りが効く 高い 長距離の安定走行
ATF All Tank 大径寄り展開 転がり出しが軽く段差を越えやすい 高い 路面が読めない街中
ATF Filmers ソフトウレタン 静粛性が高く滑らかに転がる 中間 撮影時の押し/追走

Rough Riders Runners

ATF Rough Riders Runnersの製品画像

項目 内容
モデル名 ATF Rough Riders Runners
フォーミュラ All-Terrain Formula (ATF)
硬度 80A
特徴 ソフトウレタンで段差を滑らかに越える
対応シーン 通学/通勤のクルージング

「ATF Rough Riders Runners」は、Bones WheelsのATFにおける中心的なクルーザー向けモデルです。

80Aのソフトウレタンが路面の振動を吸収し、アスファルトの粗さや歩道の小さな段差を押しつぶすように越えていきます。ハードウィールでは前輪が止まっていた継ぎ目でも、減速せずに進めるのが大きな違いです

柔らかいぶんフリップ系のトリックには向かず、パワースライドも重くなります。通学や通勤の移動、街のクルージングを快適にしたい人におすすめのスケボーウィールです。

Rough Riders Wranglers

ATF Rough Riders Wranglersの製品画像

項目 内容
モデル名 ATF Rough Riders Wranglers
フォーミュラ All-Terrain Formula (ATF)
硬度 80A
特徴 ハイエナジーコアでRunnersより幅広
対応シーン 長距離の安定走行

Bones Wheelsの「ATF Rough Riders Wranglers」は、ハイエナジーコアを備え、Runnersよりも幅を広げたクルーザー向けモデルです。

コアがウレタンの変形を受け止めるため、体重をかけたときのよれが減り、プッシュの力が推進力に変わりやすくなります。幅の広さも加わって、長い直線を流しているときの直進安定性が高まります

幅と重量が増すぶん、細かい方向転換の軽さでは標準的なクルーザーウィールよりやや不利です。距離を走る移動や、荷物を背負っての通勤に使いたい人におすすめです。

All Tank

ATF All Tankの製品画像

項目 内容
モデル名 ATF All Tank
フォーミュラ All-Terrain Formula (ATF)
硬度 80A
特徴 大径寄りの展開で転がり出しが軽い
対応シーン 路面が読めない街中

「ATF All Tank」は、Bones WheelsのATFの中でも大径寄りの展開を持つモデルで、公式サイトでは60mm・80Aの4個セットとして販売されています。

直径が大きいほど段差に対する進入角が浅くなり、同じ荷重でも障害物を乗り越えやすくなります。転がり出しの軽さと巡航時の速度維持にも効くため、走行距離が伸びるほど恩恵を感じやすい仕様です。

デッキとの間隔が狭いとウィールバイト(ターン時にウィールがデッキに当たる現象)が起きるため、ライザーパッドの併用が前提になります。路面状況が読めない街中を走る人におすすめのスケボーウィールです。

Filmers

ATF Filmersの製品画像

項目 内容
モデル名 ATF Filmers
フォーミュラ All-Terrain Formula (ATF)
硬度 80A
特徴 ソフトウレタンで静粛性と滑らかさ重視
対応シーン 撮影時の押し/追走

「ATF Filmers」は、撮影時の押しや追走を想定して作られたBones Wheelsのソフトウィールです。

80Aのウレタンが路面のノイズを抑え、カメラを構えたまま滑っても手ブレと走行音が出にくくなります。滑らかに転がり続ける性格は、被写体との距離を一定に保ちながら追う動きと噛み合います。

撮影用途に振った設計のため、トリックを繰り出す滑りには向きません。スケート動画を撮る人や、静かで滑らかな移動を求める人におすすめのスケボーウィールです。

100’s OG Formula

1977年から続く白いMDIウレタンの系譜を受け継ぐ、100Aのスタンダードラインです。公式サイトは競合のMDIウィールを上回る反発と耐摩耗性を保ちながら、手に取りやすい価格帯で展開していると説明しています。入門から日常使いまでをカバーする位置づけで、シェイプは2種類です。

スクロールできます
モデル名 シェイプ特性 走行特性 対応レベル
100’s OG Formula V5 Sidecut サイドカットのベーシック形状 100Aでスライド/取り回しがしやすい 初めてのBones Wheels
100’s OG Formula V4 Wide 幅広の安定志向 接地面の広さで着地が安定 コンプリートからの買い替え

V5 Sidecut

100's OG Formula V5 Sidecutの製品画像

項目 内容
モデル名 100’s OG Formula V5 Sidecut
フォーミュラ Original Formula 100 (OG)
硬度 100A
特徴 サイドカットのベーシックシェイプ
対応シーン 初めてのBones Wheels

「100’s OG Formula V5 Sidecut」は、サイドカットを備えたBones Wheelsの入門グレードにあたるモデルです。

100Aという硬度はストリートでの標準的な硬さにあたり、スライドの抜けと取り回しの軽さを素直に体感できます。サイドカットによってグラインドのロック感も確保されており、基礎トリックを覚える段階で不足を感じません

上位フォーミュラと比べると耐フラットスポット性では差がつきます。初めてBones Wheelsを使う人や、コンプリートから最初のパーツ交換に踏み出す人におすすめです。

V4 Wide

100's OG Formula V4 Wideの製品画像

項目 内容
モデル名 100’s OG Formula V4 Wide
フォーミュラ Original Formula 100 (OG)
硬度 100A
特徴 幅広で着地時の安定感が高い
対応シーン コンプリートからの買い替え

Bones Wheelsの「100’s OG Formula V4 Wide」は、接地面を広く取った安定志向のシェイプです。

幅の広さが着地の衝撃を受け止め、オーリーで少し体勢が崩れても足元が流れにくくなります。プッシュ時のグリップも高く、走り出しの安定感を重視する段階と相性が良好です。

接地面が広いぶんスライドはやや重く、テクニカルな滑りには物足りなくなります。コンプリートのウィールから買い替える初心者や、着地の安心感を優先したい人におすすめのスケボーウィールです。

まとめ

この記事では、Bones Wheelsのブランドとしての成り立ちから、X-Formula・STF・SPF・ATF・100’s OG Formulaという5つのフォーミュラ、V1からV8までのシェイプ展開、そして現行スケボーウィールの全モデル比較まで解説しました。フォーミュラで走る路面を決め、シェイプで乗り味を詰めるという二段構えで考えると、選択肢の多さに迷わずに済みます

判断軸はシンプルです。ストリート主体ならSTFかX-Formula、滑らかなパークやボウル主体ならSPF、街乗りや荒れた路面ならATF、まず1組試すなら100’s OG Formulaという対応で大きく外しません。そのうえで、デッキ幅が広いなら幅広シェイプ、フリップ系を多用するなら細身シェイプという順で絞り込みます。

Bones Wheelsのスケボーウィールは、自分が一番長く滑っている場所を基準に選ぶと納得のいく1組にたどり着けます。滑る場所とデッキ幅を思い浮かべながら、この記事の比較表を選び方の参考にしてもらえれば嬉しいです。

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学生のころからスケートボードに親しみ、これまで複数ブランドのデッキやコンプリートを実際に購入して使い比べてきました。各モデルの特徴やパーツ選びの違いを実購入者の目線で整理し、何を選べばいいか迷う方に向けて『スケボーセレクト』を運営しています。

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