- マゼンタのデッキはシリーズが多くて、どれを選べばいいのかわからない
- グラフィックの好みで選んでいいのか、シェイプやサイズで選ぶべきか知りたい
- 初心者でも扱いやすいマゼンタのデッキはどれ?
「マゼンタ(Magenta Skateboards)」は2010年創業のフランス発インディペンデントスケートボードブランドで、洗練されたグラフィックと映像作品で世界のストリートスケーターに支持されるブランドです。カナディアンメープルを使ったプロ品質のデッキ作りと、ストリートからクルーズまで気持ちよく乗れる乗り味に定評があります。
この記事では、マゼンタの特徴や独自の魅力をわかりやすく解説し、現行のスケボーデッキを全シリーズ比較します。シェイプやグラフィックの好み別のおすすめモデルも紹介しますので、マゼンタのデッキが気になっている人はぜひチェックしてください。
マゼンタとはどんなスケートボードブランド?特徴と評判を紹介
マゼンタ(Magenta Skateboards)は2010年にフランスで生まれたインディペンデントスケートボードブランドで、洗練されたグラフィックとカルチャー性の高い映像作品で知られています。派手なテクノロジーで勝負するタイプではなく、街を滑る楽しさそのものを軸に据えたものづくりが、マゼンタというブランドの立ち位置をはっきりさせています。
マゼンタのブランドコンセプト
マゼンタが掲げるコンセプトは「WORLDWIDE CONNECTIONS(世界と繋がる)」です。世界中の都市でスケーターとつながり、その輪を広げていくという姿勢が、ブランド活動の根っこにあります。
性能を数値で競うより、仲間と街を滑る時間を大切にする価値観がマゼンタの根底にあります。デッキを単なる道具ではなく、カルチャーごと楽しみたいスケーターにとって、マゼンタは共感しやすいブランドと言えるでしょう。
マゼンタの特徴・強み
マゼンタ最大の特徴は、共同創業者のSoy Panday自身がすべてのアートワークを手がけるクリエイティブ主導の姿勢です。デザインを外部に任せず、滑る本人が絵を描くことで、グラフィックとスケートの世界観が最後まで一本の線でつながっています。
製品面では、ストリートのトリックからクルージングまで安定して楽しめる素直な乗り味に定評があります。奇をてらわない扱いやすさがあるため、マゼンタはデザインに惹かれて手に取ったスケーターが、そのまま長く乗り続けられるブランドです。
マゼンタの歴史・創業背景
マゼンタは2010年、Vivien FeilとJean Feilの兄弟、そしてSoy Pandayによってフランスで設立されました。会社に関わるメンバー全員がスケーターで、外部のビジネス畑の人間を入れず、滑る当事者だけでブランドを回している点が創業当初からの姿勢です。
チームには座間翔吾(Shogo Zama)をはじめとする日本人ライダーも名を連ね、国際色豊かな顔ぶれがそろっています。世界とつながるというコンセプトを、マゼンタはチーム編成そのもので体現しています。
マゼンタの機能・特徴
ここでは、マゼンタのデッキが持つ魅力を機能・特徴の面から解説します。派手なスペックより、ブランドが一貫して大切にするクラフトとシェイプ、グラフィックを軸に見ていきます。
マゼンタのスケボーデッキならではの特徴・こだわりは以下の4つです。
- カナディアンメープル7プライ構造
- スタンダードシェイプ|ストリートからクルーズまで
- シェイプドデッキ(クルーザー系)
- Soy Panday によるオリジナルアートワーク
カナディアンメープル7プライ構造
マゼンタのデッキは、強度としなやかさに定評のあるカナディアンメープルを重ね合わせたプライ構造で作られています。プロ仕様のプレスで成形されるため、日常の激しいトリックにも耐える強度と、足に返ってくる小気味よいポップを両立しています。
奇抜な新素材ではなく、実績のある構造を高い精度で仕上げているため、マゼンタのデッキは日々乗り込むメインボードとして安心して選べます。
スタンダードシェイプ|ストリートからクルーズまで
マゼンタの多くのデッキは、現在のスケートボードの定番であるポップシクルシェイプを採用しています。ノーズとテールがほぼ左右対称に反り上がった形状で、フリップトリックやスイッチスタンスをこなしやすいのが持ち味です。
クセの少ない扱いやすさがあるので、マゼンタのスタンダードシェイプは初心者〜中級者が最初の1枚として選んでも失敗しにくい設計です。
シェイプドデッキ(クルーザー系)
マゼンタは定番のポップシクルだけでなく、ノーズやテールの形を変えた変形シェイプのクルーザー系デッキも展開しています。オールドスクールを思わせるレトロシェイプや、幅広の board など、街乗りに寄せた選択肢が用意されています。
トリック用のポップシクルとは狙いが異なるため、マゼンタのシェイプドデッキは移動やクルーズを主目的にする人、2本目の遊び用を探す人におすすめです。
Soy Panday によるオリジナルアートワーク
マゼンタの核はグラフィックにあり、そのほぼすべてを共同創業者のSoy Pandayが手がけています。植物をモチーフにした「Plant」ロゴをはじめ、シーズンごとに描き下ろされるコラージュやドローイングが、デッキ1枚1枚を作品に仕上げています。
デッキを性能だけで選ばず、部屋に立てかけたときの佇まいまで含めて楽しみたいスケーターにとって、マゼンタのアートワークは何よりの決め手になります。
マゼンタのスケボーデッキ全種類を比較
ここでは、マゼンタの現行スケボーデッキの種類と違いを解説します。マゼンタのデッキはグラフィックシリーズ単位で展開されるため、主要シリーズを1項目ずつ取り上げ、コンセプト・収録ライダー・想定ユーザーを比較できるよう整理しました。比較表の後に、各シリーズの詳細を順に紹介します。
| モデル名 | コンセプト | 収録ライダー | シェイプ傾向 | 想定ユーザー |
|---|---|---|---|---|
| ROOFTOP SERIES | パリの屋上モチーフ | Soy Panday、座間翔吾ほか | 標準+一部レトロ | 現行の顔が欲しい人 |
| FULL SHADES SERIES | 陰影・色面グラフィック | 座間翔吾、Leo Vallsほか | 標準ポップシクル | 落ち着いた色好き |
| MUSEUM SERIES | 美術館テーマの作品性 | Soy Panday、Leo Vallsほか | 標準ポップシクル | グラフィック重視 |
| EXTRAVISION SERIES | 視覚的インパクト重視 | Leo Valls、Jimmy Lannonほか | 標準ポップシクル | 個性派デザイン好き |
| ZOO SERIES | 動物モチーフの遊び心 | Ben Gore、Vivien Feilほか | 標準ポップシクル | ポップな絵柄好き |
| SACRED SNAKE SERIES | 蛇モチーフの旅 | Soy Panday、Leo Vallsほか | 標準+深めコンケーブ | シンボリック好き |
| PLANT TEAM BOARD | 定番Plantロゴ | チーム共通 | 標準ポップシクル | 定番デザイン派 |
| GUEST BOARDS | ゲストとの特別作 | Fred Gallほか | 1993レトロシェイプ | コレクター向き |
ROOFTOP SERIES

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ROOFTOP SERIES |
| コンセプト | パリの屋上をモチーフにした現行の主力フィーチャーシリーズ |
| 収録ライダー | Soy Panday&Vivien Feil、Leo Valls&Glen Fox、Jameel Douglas・Ben Gore&Jesse Narvaez、座間翔吾 |
| シェイプ/サイズ展開 | 標準ポップシクル中心(一部レトロシェイプ)、幅8.125/8.4インチ展開 |
| 素材 | カナディアンメープル7プライ |
「ROOFTOP SERIES」は、パリの屋上を見渡す風景をモチーフにした現行の主力フィーチャーシリーズです。マゼンタが今どんな絵を描いているかを最もよく映すラインで、ブランドの「今」を象徴する存在になっています。
グラフィックはパリの空気をまとった落ち着いた色調で、街のカルチャーごとデッキを楽しみたいスケーターにしっくりなじみます。複数ライダーから好みの1枚を選べる自由度も魅力です。
マゼンタのラインナップから今の顔になる1枚が欲しい人、好きなライダーのモデルで選びたい人には、ROOFTOP SERIESが第一候補になります。
FULL SHADES SERIES

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FULL SHADES SERIES |
| コンセプト | シェード(陰影・色面)を活かしたグラフィックシリーズ |
| 収録ライダー | 座間翔吾&Soy Panday、Leo Valls、Ruben Spelta、Ben Gore&Casey Foley |
| シェイプ/サイズ展開 | 標準ポップシクル、幅8.125インチ前後(モデルにより異なる) |
| 素材 | カナディアンメープル7プライ |
「FULL SHADES SERIES」は、シェード(陰影・色面)の重なりを主役にしたグラフィックシリーズです。強い線やモチーフで押し切るのではなく、色の面と濃淡でデッキ全体を構成しているのが特徴です。
落ち着いた色合いのデッキを長く愛用したい人に向いており、部屋に置いても主張しすぎません。トリック用の素直なポップシクルなので、見た目の渋さと日常の使いやすさを両立できます。
マゼンタのなかでも大人っぽい佇まいを求めるスケーター、色の表現に惹かれる人におすすめのシリーズです。
MUSEUM SERIES

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MUSEUM SERIES |
| コンセプト | 「美術館」をテーマにしたアートワーク主導のシリーズ |
| 収録ライダー | Hugo Maillard、Vivien Feil、Soy Panday、Leo Valls、Jameel Douglas、Ben Gore、Glen Fox、Jimmy Lannon、Ruben Spelta |
| シェイプ/サイズ展開 | 標準ポップシクル、幅8.25インチ |
| 素材 | カナディアンメープル7プライ |
「MUSEUM SERIES」は、その名のとおり「美術館」をテーマに掲げたアートワーク主導のシリーズです。デッキ1枚を1点の展示作品に見立てる発想で、マゼンタのグラフィック志向が最も色濃く出たラインと言えます。
作品性を前面に出したデザインなので、壁に飾っても映え、滑っても様になります。1枚のグラフィックとしての完成度を重視して選びたい人にぴったりです。
マゼンタのデッキを絵として味わいたい人、アート性の高い1枚をコレクションに加えたい人にMUSEUM SERIESはおすすめです。
EXTRAVISION SERIES

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | EXTRAVISION SERIES |
| コンセプト | 視覚的インパクトを狙ったグラフィックシリーズ |
| 収録ライダー | Leo Valls、Jimmy Lannon、Glen Fox、Soy Panday、Jameel Douglas、Vivien Feil、Ruben Spelta |
| シェイプ/サイズ展開 | 標準ポップシクル、幅は要確認(モデルにより異なる) |
| 素材 | カナディアンメープル7プライ |
「EXTRAVISION SERIES」は、名前が示すとおり視覚的なインパクトを前面に出したグラフィックシリーズです。ひと目で記憶に残る強いビジュアルで、板を立てかけた瞬間に空間の主役になります。
デザインの押し出しが強いぶん、人と被りたくないスケーターの所有欲を満たしてくれます。滑り味自体は素直なので、見た目のインパクトと実用性を両立できます。
個性の際立つグラフィックで自分を表現したい人、周囲と違う1枚を探している人にEXTRAVISION SERIESは刺さります。
ZOO SERIES

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZOO SERIES |
| コンセプト | 動物モチーフを取り入れた遊び心のあるシリーズ |
| 収録ライダー | Ben Gore、Vivien Feil、Soy Panday、Glen Fox、Hugo Maillard(Camel) |
| シェイプ/サイズ展開 | 標準ポップシクル、幅8.0〜8.5インチ(モデルにより異なる) |
| 素材 | カナディアンメープル7プライ |
「ZOO SERIES」は、動物をモチーフにした遊び心たっぷりのシリーズです。かたい作品性よりも、見ていて楽しくなる親しみやすさを打ち出した、マゼンタのやわらかい一面がのぞくラインです。
ポップで愛嬌のある絵柄は、スケートを始めたばかりの人にも手に取りやすく、贈りものとしても喜ばれます。標準ポップシクルなので普段使いのメインボードとして問題なく回せます。
明るく親しみやすいグラフィックを好む人、ギフト用に1枚選びたい人にZOO SERIESはうってつけです。
SACRED SNAKE SERIES

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SACRED SNAKE SERIES |
| コンセプト | 蛇をシンボルにした時空を超える旅がテーマのシリーズ |
| 収録ライダー | Soy Panday、Leo Valls、Ruben Spelta、Ben Gore、Jimmy Lannon |
| シェイプ/サイズ展開 | 標準+深めコンケーブの2種、幅7.75/8.125インチ |
| 素材 | カナディアンメープル7プライ |
「SACRED SNAKE SERIES」は、蛇をシンボルに据え、時空を超える旅をテーマにしたシリーズです。神秘性のあるモチーフを扱い、シリーズ全体に物語性と存在感が漂います。
シンボリックな絵柄は所有する満足感が高く、滑るたびに旅の相棒のような愛着がわいてきます。コンケーブの選択肢がある点も、乗り味にこだわる人にはうれしいところです。
存在感のあるグラフィックを求める人、コンケーブの深さで乗り味を選びたいスケーターにSACRED SNAKE SERIESはおすすめです。
PLANT TEAM BOARD

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | PLANT TEAM BOARD |
| コンセプト | マゼンタの顔である「Plant(植物)」ロゴを配した定番チームボード |
| 収録ライダー | チーム共通(特定ライダーなし) |
| シェイプ/サイズ展開 | 標準ポップシクル、WOOD調は幅広い展開・BIGは幅8.0インチ前後 |
| 素材 | カナディアンメープル7プライ(単プレス・エポキシ樹脂仕上げ) |
「PLANT TEAM BOARD」は、マゼンタの顔である「Plant(植物)」ロゴをあしらった定番チームボードです。特定ライダーに紐づかないチーム共通モデルで、常時ラインに近い象徴的な存在として長く親しまれています。
飾り気を抑えたデザインなので、グラフィックの主張よりブランドの世界観をストレートに味わいたい人に向いています。1枚目にも買い替え用にも選びやすい安心感があります。
マゼンタらしさを最も素直に楽しみたい人、定番のロゴデッキを長く使いたい人にPLANT TEAM BOARDはおすすめです。
GUEST BOARDS(ゲストモデル)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GUEST BOARDS |
| コンセプト | チーム外のゲストスケーターを招いて制作される特別モデル群 |
| 収録ライダー | Fred Gall、Sylvain Tognelliほか |
| シェイプ/サイズ展開 | 1993年オールドスクールレトロシェイプ中心、幅8.4インチ |
| 素材 | カナディアンメープル7プライ |
「GUEST BOARDS」は、Fred GallやSylvain Tognelliといったチーム外のゲストスケーターを招いて制作される特別モデル群です。レギュラーラインとは一味違う顔ぶれが加わることで、マゼンタの交友関係の広さがそのままデッキに表れます。
限定色や特別シェイプが多いため、手に入れたときの特別感は格別です。滑って楽しむだけでなく、コレクションとして棚に並べる喜びも大きいラインです。
ゲストライダーのファンや、マゼンタの変わり種を集めたいコレクター気質のスケーターにGUEST BOARDSはおすすめの1枚です。
まとめ
この記事では、マゼンタというブランドの成り立ちや特徴を解説し、現行のスケボーデッキを全シリーズ比較しました。カナディアンメープルの素直な乗り味という共通の土台の上に、シリーズごとに個性豊かなグラフィックが乗っているのがマゼンタの魅力です。
マゼンタは性能競争ではなく、滑る時間そのものを楽しむためのブランドです。気になる1枚が見つかったら、現行在庫を公式ショップや国内取扱店でチェックしてみてください。この記事がお気に入りのデッキ選びの参考になれば嬉しいです。


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