【Sector 9】スケボー全モデル比較|おすすめはどれ?10種類の違いと選び方

  • Sector 9のスケボーは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
  • ロングボードとクルーザーで、曲がり方や乗り心地の何が違うのか知りたい
  • 初心者やサーフィンの陸トレに合うSector 9のモデルはどれ?

「Sector 9(セクターナイン)」は1993年創業のロングボードとクルーザーを主力とするアメリカのスケボーメーカーで、サーファーから街乗りのライダーまで幅広く支持されるロングボード分野の老舗スケボーブランドです。竹を使ったバンブーデッキと、Gullwingのトラック(車軸)とNineballsのウィールを組んだ完成品の乗りやすさに定評があります。

スケボーは自分の乗り方や体格に合わないモデルを選んでしまうと、曲がりやすさや持ち運びやすさが噛み合わず、滑る楽しさや上達のペースにも影響します。Sector 9のスケボーを長く楽しむためにも、各モデルの性能や特徴の違いを理解して選ぶことが大切です。

この記事では、Sector 9の特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、日本の正規販売店で買える現行のスケボーを全モデル比較します。乗り方別のおすすめモデルも紹介しますので、Sector 9のスケボーが気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

Sector 9とはサーフィン発祥のロングボードに特化したスケボーブランド

Sector 9とは、1993年にアメリカ・カリフォルニア州ラホヤ(サンディエゴ市内の海沿いの地区)でサーファー仲間が立ち上げた、ロングボードとクルーザーを中心とするスケボーブランドです。ロングボードは全長が長く安定して長い距離を走れるスケボー、クルーザーは街乗りに向く小〜中型のスケボーを指し、Sector 9は両方を幅広くそろえています。

サーフィンのように坂道や街の道を流す楽しさを形にしてきたのが、Sector 9のスケボーの出発点です。公式サイトではモデルごとにカービングやコミューター(移動向け)、パーク、フリーライドといった乗り方(ライディングスタイル)の目安を示しており、自分の滑り方からモデルを絞り込めます。

Sector 9の歴史・創業背景

Sector 9の歴史は、1993年にラホヤの一軒家の裏庭から始まりました。創業者はSteve Lakeを中心とする4人の仲間で、仲間が集まる家にはミニランプやサーフボードを削るシェイプルームがあり、通りの向かいには海辺のリーフへ下る滑らかな坂道が続いていました。

社名の由来は、ハワイ出身の友人が仲間を「Nineballs」とからかって呼んでいたことにあります。友人が留守番電話に残した「What’s going on over there at Sector 9?」という伝言が、盗まれたヒルクルーザー(スノーボードをスケボーに改造したもの)の代わりのボードに入れるロゴ選びと重なり、「Sector 9」の名前が定着しました。

仲間がSector 9のボードで滑る姿に周囲が興味を示したことから、裏庭でのスケボー作りが本格的に始まります。何度かの立ち退きを経て移った最初の倉庫が、Sector 9のスケボー工場になりました。

Sector 9は2008年にBillabong International、2016年にBravo Corpに買収され、親会社が2度変わっています。現在は創業メンバーがSector 9を買い戻したと公式サイトが告知しており、1993年当時と同じように仲間と良い製品を作り、スケボー文化を次の世代へ伝えていく姿勢を打ち出しました。

Sector 9の特徴・強み

Sector 9のスケボーの特徴は、サーフボードを思わせるシェイプ(ボードの形)と、竹を使ったバンブーシリーズにあります。テールがツバメの尾のように割れたスワローテールのロングボードや、竹の木目を生かしたデッキ(足を乗せる板)など、海の文化から生まれたデザインが多いのもSector 9ならではです。

Sector 9のスケボーはコンプリート(デッキにトラックやウィールを組み付けた完成品)で販売されており、トラックはGullwing、ウィールはNineballsといった純正パーツが組まれています。デッキの長さや乗り方に合わせてトラック幅とウィール径が組み合わされているため、パーツ選びの知識が無くても届いた当日から滑り出せるのが強みです。

Sector 9は同じシェイプのまま毎年のようにグラフィックを入れ替えており、Nate ReifkeやKenny Vidinich(One Vibe)などのアーティストとのコラボレーションも数多く展開しています。モデル名は「Bambino Shorebreak」のように「シェイプ名+グラフィック名」で表されるため、スケボーの乗り味はシェイプ名で比べると選びやすくなります。

日本でSector 9を買うときのポイント

Sector 9には日本語の公式サイトが無く、公式ストア(sector9.com)は英語表記です。国内では楽天市場のフォローズ(follows surf&snow)が「日本正規販売店」、湘南 GO BEACH STOREが「安心の正規品」と表記してSector 9のスケボーを販売しており、ムラサキスポーツでも取り扱いがあります。

一方で、通販サイトには「並行輸入品」と明記されたSector 9のスケボーも出回っています。購入時は商品ページに「日本正規品」や「正規販売店」の表記があるかを確かめるのが、国内の正規ルートで流通した製品を選ぶ近道です。

国内の正規販売店の在庫は、Sector 9の公式ストアで現在販売されているものとはグラフィックが違うモデルが中心です。「Aina Striker」や「Eden Ft. Point」のようにグラフィック名は異なっても、シェイプ名と寸法は公式の現行品と同じなので、本記事で紹介するシェイプ名を目安にスケボーを選ぶと迷いません。

Sector 9の機能とテクノロジー

ここではSector 9のスケボーに搭載されている独自テクノロジーと、コンプリートに共通して使われている素材やパーツを解説します。デッキの素材やトラックの構造はSector 9の各モデルの曲がり方や乗り心地を大きく左右するため、スケボー選びの判断材料として押さえておくと役立ちます。

Sector 9のスケボーに採用されている主な機能・テクノロジーは以下の4つです。

  • バンブーコンストラクション|竹とメイプルのしなり
  • Gullwing Sidewinder II|ダブルピボットで小回りが利くトラック
  • Nineballs|長く愛されている78aのウィール
  • Certified Complete|純正パーツで組んだ完成品の証

バンブーコンストラクション|竹とメイプルのしなり

Sector 9のバンブーコンストラクションは、竹(バンブー)の薄い板を重ねたデッキや、竹とメイプル(カエデ材)を組み合わせたハイブリッド構造のデッキのことです。竹はしなりのある素材で、一般的なスケボーに多いメイプル7プライ(7枚重ね)のデッキとは違う、足元にほどよいしなりを感じる乗り心地とナチュラルな木目の見た目が生まれます。

Sector 9は竹を5枚重ねた「5 Ply Bamboo」のほか、竹3枚とメイプル2枚を重ねたハイブリッドや、竹を縦方向に積層したデッキなど、モデルごとに竹の使い方を変えています。デッキの表面には、熱を加えて濃い色に仕上げたキャラメライズドバンブーのストリンガー(デッキに縦に入れたライン状の象嵌)を入れたモデルもあり、竹の木目を生かしたデザインがSector 9のスケボーの持ち味です。

国内の正規販売店も、Sector 9のBamboo Seriesを「100%持続可能な方法で収穫された竹」を使ったスケボーとして紹介しています。しなりを感じながらゆったり流したいライダーや木目の見た目を重視するライダーには竹を使ったモデルが、反発のしっかりした踏み応えを求めるライダーにはメイプルのモデルがおすすめです。

Gullwing Sidewinder II|ダブルピボットで小回りが利くトラック

Sector 9のコンプリートに採用されている「Gullwing Sidewinder II」は、ピボット(トラックが傾いて曲がるときの回転軸)を2つ持つダブルピボット構造のトラックです。Sector 9の公式サイトは、長いホイールベース(前後のウィールの間隔)を保ちながら、長いボードでは難しい小さな回転半径で曲がれるトラックとして紹介しています。

Sector 9によると、Sidewinder IIのダブルピボット構造は長いボードを短いボードのように感じさせるほどよく曲がり、一度乗ると普通のトラックに戻らない人も多いほどです。単品で販売されているSidewinder IIのブッシュ(トラックの曲がりの硬さを決めるウレタン部品)は、バレル型とコーン型を組み合わせた89aの仕様で、スケボーを傾けたときになめらかに切れ込みます。

Sidewinder IIを積んだSector 9のモデルは、ホイールベースの長いボードの安定感を残したまま、サーフィンのような深いターンを小さな弧で描けます。街中のカーブや狭い道でも向きを変えやすいので、カービング(ボードを傾けて弧を描くターン)を楽しみたいライダーや、スケボーをサーフィンの陸トレに使いたいサーファーにおすすめのトラックです。

Nineballs|長く愛されている78aのウィール

Nineballsは、Sector 9の社名の由来となったあだ名と同じ名前を持つ定番ウィールです。Sector 9の公式サイトでは、子どものクルージングから坂道でスライドを楽しむフリーライドまで、幅広いスケーターに長く支持されてきたウィールとして紹介しています。

Sector 9のコンプリートに組まれるNineballsは、どれも硬さ78a(ウィールの硬さを示すデュロメーター値で、数字が小さいほど柔らかい)の柔らかめのウレタンを使っています。径はモデルによって58〜70mmと異なり、69mmはグリップを高めるシャープなリップ(ウィールの縁)、61mmや70mmは路面のひび割れや凹凸の上でもスムーズにスライドできる丸みのあるリップを採用した形状です。

柔らかい78aのNineballsは路面の細かな凹凸を拾いにくく、アスファルトの上でもなめらかに転がります。大径のウィールほど小石や凹凸を乗り越えやすくスピードも保ちやすいため、Sector 9のスケボーで長い距離を走るなら65〜70mm、取り回しを重視するなら58〜61mmのモデルを選ぶと失敗がありません。

Certified Complete|純正パーツで組んだ完成品の証

Certified Completeは、Sector 9が純正パーツで組んだ正規のコンプリートであることを示すロゴです。公式サイトによると、デッキだけがSector 9製でトラックやウィールは別のパーツを組んだボードが純正のコンプリートとして売られる例が増えたため、本物を見分ける目印として導入しました。

正規のコンプリートはGullwingのトラック、Nineballsのウィール、ABEC 5(ベアリングの精度を表す規格の等級)のGreaseballベアリングまで、Sector 9の純正パーツで組み上げられています。デッキの寸法に合うトラック幅やウィール径が最初から組み合わされているので、スケボーのパーツを1つずつ選ぶ手間がかかりません。

Sector 9のスケボーを初めて買う人ほど、Certified Completeのロゴや「コンプリート」の表記を確かめておくと、ボード本来の乗り味を体験できます。並行輸入品や中古品を選ぶ場合は、デッキだけでなくパーツまで純正かどうかを確認するのがおすすめです。

Sector 9の全種類を比較

ここではSector 9のスケボーについて、全モデルの種類と違いを比較表で解説します。日本の正規販売店で買える現行モデルを長距離向けのロングボード、カービング系、クルーザー、小型クルーザーの順に並べ、比較表の後に各モデルの特徴とおすすめのライダーを紹介する流れです。

Sector 9は同じシェイプで毎年グラフィックが入れ替わるため、モデルはシェイプ名ごとにまとめ、表のデッキ素材やトラックには代表的なグラフィックの仕様を載せています。スケボーの全長や幅はインチ表記で、1インチは約2.54cmです。

スクロールできます
モデル名 乗り方 全長 デッキ素材 トラック ウィール径
Meridian フリーライド/通勤 40.0インチ メイプル8プライ Gullwing Charger 70mm
Offshore カービング/通勤 39.5インチ バンブー5プライ Gullwing Charger 65mm
Striker サイドワインダー/カービング 36.5インチ バンブー(縦積層) Gullwing Sidewinder II 69mm
Fractal サイドワインダー/カービング 36.0インチ メイプル7プライ Gullwing Sidewinder II 69mm
Shoots サイドワインダー/カービング 33.5インチ バンブー/メイプルのハイブリッド Gullwing Sidewinder II 69mm
Wavepark サイドワインダー/クルーザー/カービング 30.25インチ メイプル7プライ Gullwing Sidewinder II 58mm
Strand カービング/クルーザー 34.0インチ バンブー5プライ Gullwing Mission 61mm
Ft. Point カービング/クルーザー 34.0インチ バンブー/メイプルのハイブリッド Gullwing Mission 61mm
Ninety Five パーク/クルーザー 30.5インチ メイプル7プライ Gullwing Shadow 61mm
Bambino クルーザー 26.5インチ バンブー5プライ Gullwing Mission 61mm

Meridian

Meridianの製品画像

項目 内容
モデル名 Meridian
乗り方 フリーライド/通勤
全長 40.0インチ
ホイールベース 30.5インチ
デッキ素材 メイプル8プライ

「Meridian」は、全長40.0インチ・幅9.75インチの大きなデッキを持つ、Sector 9のラインナップで長い距離の移動とスライド遊びを担うロングボードです。公式サイトではフリーライド(スライドや平地でのトリックを楽しむ乗り方)とコミューター(通勤・通学などの移動)の2つの乗り方に分類されています。

Sector 9はMeridianの8プライのメイプルデッキに、グリップとコントロールを高めるシャープなレール(デッキの縁)と、トラックをデッキの穴に通して取り付けるドロップスルーを採用しました。デッキの位置が低くなるぶんプッシュ(地面を蹴って進む動作)が楽になり、10.0インチのGullwing Chargerトラックと70mmのNineballsで長い距離でもスピードを保ちやすいスケボーです。

Sector 9の公式サイトは、フリーライドやスライドを好むライダーならMeridianがほどよく横に流れる感覚を気に入るはずだと紹介しています。全長40.0インチと大きいため、電車での持ち運びや人の多い場所での取り回しは得意ではありません。長い距離の移動をスケボーでこなしたいライダーや、スライドを練習したいライダーにおすすめのロングボードです。

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Offshore

Offshoreの製品画像

項目 内容
モデル名 Offshore
乗り方 カービング/通勤
全長 39.5インチ
ホイールベース 28.0インチ
デッキ素材 バンブー5プライ

「Offshore」は、全長39.5インチで、テールがツバメの尾のように2つに割れたスワローテールを持つ、Sector 9のサーフボードのような形をしたロングボードです。公式の乗り方表記はカービングとコミューターで、大きな弧を描くターンと移動の両方をこなします。

Offshoreのデッキは竹を5枚重ねたバンブー5プライで、表面には竹の木目を生かしたナチュラルなストリンガーが入ります。Gullwing Chargerトラックに65mmのNineballsを組み、ホイールベース28.0インチの長さを生かして、ゆったりとした大きなカービングを描けるスケボーです。

幅9.375インチのデッキは足を置く面が広く、ゆっくりした速度でも安定してターンをつなげられます。段差を越えるようなトリックより、流れるようなターンを楽しむために作られたSector 9のロングボードに仕上がっています。サーフボードのような見た目が好きなライダーや、のんびりとカービングとクルージングを楽しみたいライダーにおすすめです。

Striker

Strikerの製品画像

項目 内容
モデル名 Striker
乗り方 サイドワインダー/カービング
全長 36.5インチ
ホイールベース 23.0インチ
デッキ素材 バンブー(縦積層)

「Striker」は、全長36.5インチ・幅9.5インチの幅広なデッキにGullwing Sidewinder IIを組み合わせた、Sector 9のサイドワインダーとカービング向けのモデルです。国内の正規販売店でも、サーフィンのオフトレ向けのスケボーとして扱われています。

デッキは竹を縦方向に積層したバンブーデッキで、表面にキャラメライズドバンブーのストリンガーを入れた仕上げです。ドロップスルーで重心を低くし、テールにはキックテール(跳ね上がったテール)を備え、10.0インチのGullwing Sidewinder IIと69mmのNineballsで、幅の広いSector 9のボードでも鋭く切れ込むターンを描けます。

幅9.5インチのデッキは足を置く面に余裕があり、深いターンでも足の置き場が安定します。サーフィンのオフトレとしてカービングを繰り返したいサーファーや、安定感のある幅広のボードで小回りを楽しみたいライダーにおすすめのスケボーです。全長36.5インチとやや大きめなので、持ち運びを重視するならSector 9の中でも短いShootsが候補になります。

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Fractal

Fractalの製品画像

項目 内容
モデル名 Fractal
乗り方 サイドワインダー/カービング
全長 36.0インチ
ホイールベース 23.6インチ
デッキ素材 メイプル7プライ

「Fractal」は、全長36.0インチ・幅9.0インチの中型のロングボードで、Sector 9が公式にカービングとサイドワインダーに分類するモデルです。公式サイトはFractalについて、小さな回転半径で曲がりながら狙ったラインをしっかり保てると説明しています。

ドロップスルーで重心を低くし、9.0インチのGullwing Sidewinder IIと69mmのNineballsを組み合わせ、小回りとラインを保つ安定感を両立させています。デッキ素材はグラフィックで異なり、Fractal Rattlerはメイプル7プライ、国内で流通するFractal Floraは竹を使ったSector 9のParadise Bamboo Collectionの1本です。

Fractalは幅がStrikerより0.5インチ細く、トラックも9.0インチと短いため、Strikerより軽い力でボードを傾けられます。初めてのロングボードで安定感と曲がりやすさの両方がほしいライダーや、街中でカービングを楽しみたいライダーには、Sector 9のスケボーの中でもFractalがおすすめです。

Shoots

Shootsの製品画像

項目 内容
モデル名 Shoots
乗り方 サイドワインダー/カービング
全長 33.5インチ
ホイールベース 24.25インチ
デッキ素材 バンブー/メイプルのハイブリッド

「Shoots」は、全長33.5インチと持ち運びやすいサイズに、深いカービングを楽しめる仕組みを詰め込んだSector 9のモデルです。製品説明では乗り方を「Carving +」と表記し、カービングを主役に据えています。

Shootsのデッキは竹とメイプルのハイブリッド構造で、表面に竹のストリンガーを入れています。ドロップスルーで低い重心を確保し、9.0インチのGullwing Sidewinder IIと69mmのNineballsを組み合わせ、コンパクトなスケボーでも安定して深く曲がれる構成です。

ホイールベースは24.25インチと全長のわりに長く取られており、33.5インチのボードでも足元が落ち着きます。ロングボードは大きすぎると感じるライダーや、電車やバスで持ち運びつつSector 9らしいカービングも楽しみたいライダーにおすすめです。

Wavepark

Waveparkの製品画像

項目 内容
モデル名 Wavepark
乗り方 サイドワインダー/クルーザー/カービング
全長 30.25インチ
ホイールベース 12.875インチ
デッキ素材 メイプル7プライ

「Wavepark」は、全長30.25インチ・ホイールベース12.875インチと、本記事で紹介するSector 9のモデルの中でホイールベースがもっとも短いボードにSidewinder IIを組んだモデルです。公式の乗り方はサイドワインダーとクルーザー、カービングの3つで、国内の販売店ではサーフ系のスケボーとして扱われることもあります。

7プライのメイプルデッキにキックテールを備え、9.0インチのGullwing Sidewinder IIと58mmのNineballsで、小さな体重移動でもクイックに向きを変えられます。公式の現行グラフィック「Wavepark Party」は、環境負荷を抑えた樹脂(レジン)のSuper Sapを採用したSector 9のRevel Collectionの1本です。

ホイールベースが短いぶん、スピードを出して長い距離を走るとふらつきやすく、移動用のスケボーには向きません。狭い場所で小さなターンを繰り返せるため、サーフィンの陸トレをしたいサーファーや、クイックなターンを練習したいライダーにおすすめです。

Strand

Strandの製品画像

項目 内容
モデル名 Strand
乗り方 カービング/クルーザー
全長 34.0インチ
ホイールベース 20.5インチ
デッキ素材 バンブー5プライ

「Strand」は、全長34.0インチで、クルージングとカービングの両方に使えるSector 9の定番シェイプです。公式の乗り方表記はカービングとクルーザーで、国内の正規販売店でも初心者がカービングを楽しめるクルーザーとして紹介されています。

代表的なStrand Castawayは竹5枚のバンブー5プライ、Strand Squallはメイプル7プライと、Sector 9のStrandはグラフィックによってデッキ素材が異なります。キックテールを備え、8.375インチのGullwing Missionトラックと61mmのNineballsを組んだ、街乗りで扱いやすい構成です。

Sector 9の公式ストアには、フロントにサーフスケート用のGullwing Driverトラックを組んだ「Strand Shralper」もありますが、国内の正規販売店で流通しているのは通常仕様のStrandが中心です。近所の移動からちょっとしたカービング練習まで1本で楽しみたいライダーや、竹のしなりを感じながら気軽にスケボーを楽しみたいライダーにおすすめします。

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Ft. Point

Ft. Pointの製品画像

項目 内容
モデル名 Ft. Point
乗り方 カービング/クルーザー
全長 34.0インチ
ホイールベース 21.0インチ
デッキ素材 バンブー/メイプルのハイブリッド

「Ft. Point」は、全長34.0インチのキックテール付きクルーザーで、Sector 9がキャンパスの移動やフェス会場の行き来にも、昔ながらのクルージングとカービングにも使えると紹介するモデルです。公式の乗り方はカービングとクルーザーで、日常のちょっとした移動を気軽にこなせます。

デッキは竹3枚とメイプル2枚を重ねたハイブリッド構造で、竹のしなりにメイプルの強さを組み合わせています。8.375インチのGullwing Missionトラックと61mmのNineballsを組み、扱いやすさを重視したSector 9のクルーザーです。

同じ全長34.0インチのStrandと比べると、Ft. Pointはホイールベースが21.0インチと0.5インチ長く、デッキにメイプルを組み合わせている点が違います。通学や街乗りでクルージングを楽しみたいライダーや、初めてのSector 9のスケボーとして扱いやすいモデルを探しているライダーにおすすめです。

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Ninety Five

Ninety Fiveの製品画像

項目 内容
モデル名 Ninety Five
乗り方 パーク/クルーザー
全長 30.5インチ
ホイールベース 14.25インチ
デッキ素材 メイプル7プライ

「Ninety Five」は、全長30.5インチで、ノーズとテールの両方が反り上がったダブルキックを持つ、Sector 9のパークとクルーザー向けのモデルです。公式サイトはパーク向けのボードを、一般的なスケボーと同じショートボードの型でプレスされ、トランジション(曲面のセクション)やランプ、ファンボックスなどで遊べるボードと定義しています。

7プライのメイプルデッキにダブルキックを備え、8.5インチのGullwing Shadowトラックと61mmのNineballsを組んでいます。オーリー(ボードごと跳び上がる基本技)や段差の乗り越えにも対応でき、ホイールベースも14.25インチと短いので、狭い場所でもスケボーを回しやすい構成です。

一方で、ホイールベースが短く小径のウィールを組んでいるため、長い距離を速く移動する用途ではSector 9のロングボードに及びません。クルージングだけでなく簡単なトリックやパークにも挑戦したいライダーや、段差の多い街中を走るライダーには、Ninety Fiveをおすすめします。

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Bambino

Bambinoの製品画像

項目 内容
モデル名 Bambino
乗り方 クルーザー
全長 26.5インチ
ホイールベース 14.0インチ
デッキ素材 バンブー5プライ

「Bambino」は、全長26.5インチ・幅7.5インチと、本記事で紹介するSector 9のモデルの中でいちばん小さいクルーザーです。国内の正規販売店でも、公式と同じグラフィックの「Bambino Shorebreak」が販売されています。

竹5枚のバンブー5プライデッキにキックテールを備え、8.375インチのGullwing Missionトラックと61mmのNineballsを組み合わせた構成です。コンパクトなスケボーなので片手で持ち運びやすく、ちょっとした移動にもさっと使えます。

幅7.5インチと細めのデッキは足を置く面が狭く、足の大きいライダーやスピードを出す滑り方では安定感が物足りません。持ち運びのしやすさを重視するライダーや、近所のちょっとした移動に使いたいライダー、体の小さいライダーにおすすめのクルーザーです。初めてのスケボーで足元の安定を優先するなら、幅に余裕のあるSector 9のStrandやFt. Pointも候補になります。

まとめ

この記事では、Sector 9の歴史や特徴、バンブーデッキやGullwing Sidewinder IIといったテクノロジーを解説し、日本の正規販売店で買える現行のスケボーを全モデル比較しました。Sector 9はサーファー仲間が立ち上げたブランドらしく、カービングとクルージングを楽しめるスケボーが幅広くそろっています。

Sector 9のスケボー選びでは、まず乗り方を決めることが大切です。長距離の移動ならMeridianやOffshore、深いカービングならStrikerやFractal、Shoots、サーフィンの陸トレならWavepark、街乗りならStrandやFt. Point、トリックも楽しむならNinety Five、持ち運び重視ならBambinoがおすすめです。

あわせて、全長による持ち運びやすさの違いと、日本正規販売店の表記を確かめておくと、購入後に後悔しません。自分の滑り方に合う1本を選んで、Sector 9のスケボーで街を流す楽しさを味わってください。この記事が、Sector 9のスケボー選びの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

学生のころからスケートボードに親しみ、これまで複数ブランドのデッキやコンプリートを実際に購入して使い比べてきました。各モデルの特徴やパーツ選びの違いを実購入者の目線で整理し、何を選べばいいか迷う方に向けて『スケボーセレクト』を運営しています。

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