- 初心者におすすめのスケボーはどれを選べばいいかわからない
- デッキ幅やウィールの硬さの違いが判断できない
- 最初の1本で失敗して挫折したくない
初心者向けのスケボーとは、デッキ・トラック・ウィール・ベアリングが組み上がった状態で届く「コンプリート」を軸に、体格に合ったサイズと扱いやすい足回りでまとめられた1本を指します。
この記事では、初心者におすすめのスケボーの選び方と、ブランド別のおすすめコンプリートを紹介します。最初の1本を探している方は、ぜひ参考にしてください。
初心者におすすめのスケボーの特徴
初心者におすすめのスケボーは、デッキ・トラック・ウィール・ベアリングの4パーツが組み上がった状態で届く「コンプリート」が基本になります。パーツを1点ずつ選んで組む方法もありますが、幅やハイトの相性を判断する知識と工具が必要で、最初の1本には向きません。
最初の1本が体格に合っているかどうかは、上達スピードと練習を続けられるかどうかを分ける要素です。サイズと足回りが合った初心者向けのスケボーなら、数回の練習でまっすぐ進めるようになり、次のステップへ進む手応えをつかめます。
スケボー初心者が最初の1本を選ぶ際に押さえておきたい判断基準は、以下の5つです。
- 完成品のコンプリートセットを選ぶ
- デッキ幅は7.75〜8.0インチを選ぶ
- ウィールは52〜54mmでやや柔らかめを選ぶ
- ベアリングはABEC5〜7を選ぶ
- ノーブランド品を避けてブランドのエントリーモデルを選ぶ
完成品のコンプリートセットを選ぶ
コンプリートとは、デッキにトラック・ウィール・ベアリング・ビスまで組み付けられ、開封してすぐ滑れる状態で販売されるスケボーのセットです。デッキとパーツを別々に買って自分で組む方法と違い、工具も組み立ての知識も要りません。
パーツを自分で選ぶ楽しさは、乗り慣れてデッキを1枚使い切ってからで十分です。まずはコンプリートで始め、消耗したウィールやベアリングから交換していけば、必要な知識も自然に身につきます。
デッキ幅は7.75〜8.0インチを選ぶ
デッキ幅は、スケボーの安定性と操作性を左右する最も基本的な数値です。幅が広いほど足を置く面積が増えて安定し、狭いほど板が軽く回しやすくなります。初心者の場合、回しやすさより足元の安定を優先したほうが練習は前に進みます。
体格に合った幅を選べば、プッシュのたびに板が左右へ振れる不安定さが減り、まっすぐ滑る練習にすぐ入れます。細すぎるデッキだと足を乗せた瞬間にノーズが浮くような頼りなさが残り、恐怖心がなかなか抜けません。
ウィールは52〜54mmでやや柔らかめを選ぶ
ウィールは径と硬度の2つで性格が決まります。52mm前後は地面との距離が近く回転も軽いためオーリーなどのトリック向けで、54mm前後は転がり出しが伸びるぶんクルージングに向きます。初心者向けのコンプリートは52mm前後を採用したモデルが主流です。
やや柔らかいウィールは、小石や目地を乗り越えるときの引っかかりも減らします。急に前輪が止まって前のめりになる転び方が起きにくくなるため、最初の恐怖心を抑えるうえでも効いてきます。
ベアリングはABEC5〜7を選ぶ
ABECとは、ベアリングの内輪と外輪の加工精度を示す工業規格で、3・5・7・9と数字が上がるほど精度が高い規格です。精度が高いほど回転の抵抗が小さくなり、同じ力でプッシュしても転がる距離が長くなる仕組みです。
コンプリートを比べるときは、商品ページのパーツ構成にABECの等級が明記されているかを確認するとよいでしょう。等級の記載がない製品は、ベアリングのグレードがわからないまま買うことになります。
ノーブランド品を避けてブランドのエントリーモデルを選ぶ
スケボーのコンプリートは、ブランドが自社デッキと純正パーツで組んだエントリーモデルが初心者の標準です。デッキの反り(コンケーブ)やテールの角度が滑るための設計になっており、乗りながら基本のトリックまで練習を進められます。
一方で、初心者がいきなりデッキとパーツを別々に揃えたフルカスタムを組む必要もありません。ブランドのエントリーコンプリートで基礎を固め、減ったウィールやベアリングから好みのパーツへ替えていく順番が、初心者にとって無駄がありません。
初心者におすすめのスケボー10選
ここでは初心者におすすめのスケボーを、ブランド別に紹介します。各モデルのデッキサイズ・足回りの構成・おすすめのユーザー層を解説します。
国内で正規に流通している初心者向けスケボーのおすすめは、以下のモデルです。
- 【THREE WEATHER】I COMPLETE PLUS
- 【JOYNT】BEATLE COMPLETE
- 【JOYNT】JOYNT CITY COMPLETE
- 【ELEMENT】PL-1992 COMPLETE
- 【ELEMENT】THE EARTH COMPLETE
- 【ColorSkateboard】LIMITED COMPLETE
- 【ColorSkateboard】PSSTIX COMPLETE
- 【PRIMITIVE】DIRTY P DREAMS COMPLETE
- 【SANTA CRUZ】SCREAMING HAND COLOR FADE COMPLETE
- 【TOY MACHINE】OG MONSTER COMPLETE
【THREE WEATHER】I COMPLETE PLUS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | THREE WEATHER |
| モデル名 | I COMPLETE PLUS |
| デッキサイズ | 7.5/8.0インチ |
| ウィール | 52.5mm(硬め) |
| ベアリング | ABEC7 |
「I COMPLETE PLUS」は、THREE WEATHERがスクールや初心者向けに設計した完成品のスケボーです。デッキからベアリングまで組み上がった状態で届くため、パーツを選ぶ工程がまるごと省かれ、受け取った当日から練習を始められます。初めてスケボーに触れる層を明確な想定ユーザーに置いた構成です。
7.5インチは10歳以上、8.0インチは12歳以上が目安とされており、キッズから大人の入門者まで同じシリーズでサイズを選べます。まず1本試して続けられるか見極めたい方や、親子で一緒に始めたい方におすすめのスケボーです。
【JOYNT】BEATLE COMPLETE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | JOYNT |
| モデル名 | BEATLE COMPLETE |
| デッキサイズ | 7.75インチ |
| ウィール | 52mm/99A |
| ベアリング | ABEC9 |
「BEATLE COMPLETE」は、日本のスケーターが立ち上げた国産ブランドJOYNTによる7.75インチのコンプリートです。全長は31.125インチと短めで、板を振ったときの重さを感じにくい寸法に収めています。国内ブランドらしく、日本人の体格を前提にサイズが組まれた1本です。
7.75インチという幅は、小柄な方や女性が最初に選ぶサイズとして扱いやすく、足を乗せたときに板が余りません。ABEC9の回転の軽さもあり、平地でプッシュの反復練習を数多く重ねたい初心者におすすめできます。
【JOYNT】JOYNT CITY COMPLETE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | JOYNT |
| モデル名 | JOYNT CITY COMPLETE |
| デッキサイズ | 8.0インチ |
| ウィール | 52mm/99A |
| ベアリング | ABEC9 |
「JOYNT CITY COMPLETE」は、同ブランドが8.0インチで用意したコンプリートです。全長31.875インチはコンプリートとしては標準的な寸法にあたり、一般的な体格の大人が迷わず選べるサイズです。
足のサイズが27cm前後の大人でも足裏が収まる幅があり、最初から標準サイズで始めたい方に向いた1本です。フラットな練習スペースからパークデビューまで1本で通したい初心者におすすめのスケボーです。
【ELEMENT】PL-1992 COMPLETE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ELEMENT |
| モデル名 | PL-1992 COMPLETE |
| デッキサイズ | 7.75/8.0インチ |
| ウィール | 95A |
| ベアリング | ABEC5 |
「PL-1992 COMPLETE」は、1992年創業のELEMENTが定番として展開しているコンプリートにあたります。モデル名の1992はブランドの創業年に由来し、ロゴを大きく配したグラフィックで統一されています。デッキからトラック、ウィールまでELEMENT純正で組まれた構成です。
ハードウィールに分類されるなかでも95Aは柔らかめの数値で、粗いアスファルトでも振動を拾いにくく、練習場所を選びません。2サイズ展開で体格に合わせられる点も含め、老舗ブランドの品質で長く使いたい初心者におすすめです。
【ELEMENT】THE EARTH COMPLETE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ELEMENT |
| モデル名 | THE EARTH COMPLETE |
| デッキサイズ | 7.75インチ |
| ウィール | 95A |
| ベアリング | ABEC5 |
「THE EARTH COMPLETE」は、ブランド名の由来である自然をモチーフにしたグラフィックをまとった7.75インチのコンプリートです。ELEMENTのラインナップの中では幅を絞った1本で、体格が小さめの入門者を想定したサイズ構成になっています。
7.75インチの幅は、足のサイズが25cm前後までの方や女性がプッシュしたときに、板の中心へ体重を乗せやすい寸法です。派手すぎないグラフィックを求める入門者や、ELEMENTのデッキを最初の1本にしたい初心者におすすめします。
【ColorSkateboard】LIMITED COMPLETE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ColorSkateboard |
| モデル名 | LIMITED COMPLETE |
| デッキサイズ | 7.75/8.0インチ |
| ウィール | 52mm/101A |
| ベアリング | ABEC7 |
「LIMITED COMPLETE」は、MADE IN U.S.A.にこだわり続ける日本ブランドColorSkateboardのコンプリートです。デッキ・トラック・ウィールまでを自社ブランドで揃えており、国内ブランドでありながら米国生産のデッキを使う点が構成上の軸になっています。
101Aのハードウィールは整備されたパークの路面でよく転がり、ABEC7の精度と合わせてプッシュ1回あたりの距離が伸びます。パークに通って早く上達したい初心者におすすめのスケボーです。
【ColorSkateboard】PSSTIX COMPLETE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ColorSkateboard |
| モデル名 | PSSTIX COMPLETE |
| デッキサイズ | 7.75/8.0インチ |
| ウィール | − |
| ベアリング | − |
「PSSTIX COMPLETE」は、ColorSkateboardが上位に位置づけるコンプリートです。ステッカーを貼ったりドローイングを加えたりして自分だけの1本に育てられるよう、デッキ表面は装飾を抑えたシンプルなデザインでまとめられています。
板を長く使ううちにステッカーで見た目を変えていける自由度があり、道具に愛着を持ちながら練習を続けやすい構成です。デッキの素材にこだわりつつ、見た目は自分で作りたい初心者におすすめします。
【PRIMITIVE】DIRTY P DREAMS COMPLETE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | PRIMITIVE |
| モデル名 | DIRTY P DREAMS COMPLETE |
| デッキサイズ | 7.75インチ |
| ウィール | 52mm/98A |
| ベアリング | ABEC5 |
「DIRTY P DREAMS COMPLETE」は、プロスケーターのポール・ロドリゲスが設立したPRIMITIVEによる7.75インチのコンプリートです。ブランドアイコンである「Dirty P」のロゴを大きく配し、スケートショップの棚でも目を引くグラフィックに仕上げています。
7.75インチというサイズなら、女性や小柄な方がプッシュしても板の中心を踏み外しにくくなります。見た目から入って練習を続けたい初心者や、ブランドのグラフィックで気分を上げたい方におすすめのスケボーです。
【SANTA CRUZ】SCREAMING HAND COLOR FADE COMPLETE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SANTA CRUZ |
| モデル名 | SCREAMING HAND COLOR FADE COMPLETE |
| デッキサイズ | 8.0インチ |
| ウィール | 53mm/95A |
| ベアリング | ABEC5 |
「SCREAMING HAND COLOR FADE COMPLETE」は、1973年創業の老舗SANTA CRUZによるコンプリートです。ブランドの象徴的アート「Screaming Hand」をグラデーションで配し、8.0インチのワイドな幅に31.025インチという短めの全長を組み合わせたエントリーモデルになります。
ホイールベースが13.75インチと短く、体重移動に対してノーズとテールが素早く反応するため、ターンの練習に入りやすい設計です。ワイドな幅で足元の安定を確保しながらターンも覚えたい初心者におすすめします。
【TOY MACHINE】OG MONSTER COMPLETE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | TOY MACHINE |
| モデル名 | OG MONSTER COMPLETE |
| デッキサイズ | 8.0インチ |
| ウィール | 52mm/101A |
| ベアリング | ABEC5 |
「OG MONSTER COMPLETE」は、1993年にアメリカで誕生したTOY MACHINEのコンプリートです。プロスケーターでアーティストでもあるエド・テンプルトンが設立したブランドで、モンスターのキャラクターを大きく載せたグラフィックがラインナップの顔になっています。
101Aのハードウィールはスケートパークのコンクリートや滑らかな床面と相性が良く、スライド系の動きに進んだときも引っかかりません。最初の1本から本格的なパーツ構成で始めたい初心者におすすめのスケボーです。
初心者がスケボーを使うときの注意点
初心者向けのスケボーを最大限に活かすために、知っておきたい注意点を解説します。モデル選びとあわせて押さえておくと、練習の効率も安全性も変わります。
初心者がスケボーを長く安全に楽しむために意識したい注意点は、以下の4つです。
- 最初の1回からヘルメットとプロテクターを着ける
- 滑る場所はスケートパークを選ぶ
- パークのルールとマナーを事前に把握する
- 定期的にビスの緩みとウィールの回転を点検する
最初の1回からヘルメットとプロテクターを着ける
スケボーの初心者は、前後方向のバランスを崩して尻もちをついたり、後ろへ倒れて後頭部を打ったりする転び方をしやすい傾向があります。板が足元から抜けていく転倒は、慣れてきても完全にはなくなりません。
装備を着けると転ぶことへの心理的なハードルが下がるため、思い切ってテールを踏み込めるようになるのも利点です。結果として1回あたりの練習量が増えるため、安全面だけでなく上達の面でも意味があります。
滑る場所はスケートパークを選ぶ
道路交通法76条4項3号は、交通のひんぱんな道路でローラースケートに類する行為をすることを禁じており、違反は5万円以下の罰金の対象になります。スケボーでの走行も同じ規定の対象です。
練習場所として確実なのはスケートパークです。公営パークは初心者向けのフラットエリアを備えているところが多く、路面が整備されているためウィールが引っかかりません。
パークのルールとマナーを事前に把握する
スケートパークは複数人が同時に滑る場所のため、順番を守ることが最優先のルールになります。日本スケートボード協会が示すルールとマナーでも、他のスケーターとの接触を避ける配慮が基本として挙げられています。
初心者は平日の午前中など空いている時間帯を選ぶと、順番を気にせず同じ動きを反復できます。空いている時間帯はフラットな場所を長く使えるので、スケボーの練習効率という点でも有利です。
定期的にビスの緩みとウィールの回転を点検する
コンプリートは乗り続けるうちに、デッキとトラックを留めるビスやキングピンのナットが少しずつ緩みます。緩んだまま乗るとトラックがぐらついて直進性が落ち、着地の衝撃でデッキが割れる原因にもなります。
ウィールは同じ方向のターンを続けると片減りし、まっすぐ進まなくなります。対策は、1か月に1回ほど前後左右のウィールを入れ替えることです。減り方が均一になり、コンプリートも長く使えます。
まとめ:初心者向けのスケボーで最初の一歩を踏み出そう
この記事では、初心者におすすめのスケボーと選び方を解説しました。最初の1本を完成品のコンプリートから選び、デッキ幅とウィールの硬度を体格と練習場所に合わせるだけで、乗りやすさは大きく変わります。
サイズの合った1本に替えるだけで、プッシュもターンも安定します。装備を整えてパークのルールを守りながら、おすすめのスケボーで最初の一歩を踏み出してください。


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