- スケボーのグリップテープはどれを選べばいい?
- MOB GRIPやJESSUPなど、ブランドごとの粗さの違いがわからない
- 自分で貼っても気泡が残りにくいおすすめのグリップテープを知りたい
スケボーのグリップテープとは、デッキの上面に貼るヤスリ状のシートで、デッキテープとも呼ばれる滑り止めのパーツです。シューズの裏とデッキの間に摩擦を生み、プッシュやトリックの着地で足がずれるのを防ぎます。
この記事では、スケボー用グリップテープの選び方とブランド別のおすすめモデルを紹介します。交換用のテープを探しているスケーターや、初めて自分で貼るスケーターは、ぜひ参考にしてください。
スケボーにおすすめのグリップテープの特徴
スケボーのグリップテープは、接着層の上に研磨材の粒を固めたヤスリ状のシートで、研磨材には炭化ケイ素(シリコンカーバイド)や酸化アルミニウムが使われます。デッキの上面に1枚貼るだけで、シューズの裏とデッキの間にしっかりした摩擦が生まれます。
グリップテープは使うほど粒がすり減る消耗品で、デッキを新しくしたときや足が滑るようになったときには貼り替えが必要です。自分の滑り方に合うスケボー用グリップテープの条件を知っておけば、交換のたびに迷わず選べるうえ、合わないテープで練習が止まる失敗も防げます。
スケボー用グリップテープを選ぶときに押さえておきたい特徴は、以下の4つです。
- グリップ力は目の粗さで選ぶ
- 初めて貼るなら穴あき加工のタイプがおすすめ
- シートの幅と長さはデッキのサイズに合わせる
- 見た目にこだわるならクリアやダイカットロゴを選ぶ
グリップ力は目の粗さで選ぶ
グリップテープの目の粗さとは、表面に固められた研磨材の粒の大きさのことで、粒が粗いほど足が強く食いつきます。粗めのテープは踏み込みが安定する一方でシューズの裏や側面が早く削れ、細かめのテープは足を抜いたりずらしたりしやすく、シューズも傷みにくい性格です。
TACTICS JAPANのブログで公開されたグリップテープの比較実験でも、シューズを引っ張って滑り出す力はMOBが最も大きく、PEPPERが続き、JESSUPやSHAKE JUNT、GRIZZLYは同じくらいという結果でした。粗さの違いは実際の滑りにくさの差として表れるため、グリップ力の強弱は練習したいトリックに合わせて決めるのが近道です。
初めて貼るなら穴あき加工のタイプがおすすめ
穴あき加工(パーフォレーション)とは、グリップテープの表面に目に見えないほど細かい穴を無数に開ける加工のことです。デッキに貼るときにテープとデッキの間の空気が穴から抜けるため、気泡が残りにくく、慣れていない人でも表面を平らに仕上げられます。
MOB GRIPの「9in Black Sheet」やPEPPERの「G5」は、公式が穴あき(Perforated)を明記しているグリップテープです。自分でスケボーにグリップテープを貼るのが初めてのスケーターや、貼り直しのきかない作業に不安があるスケーターほど、穴あきのモデルを選ぶと気泡の失敗を減らせます。
シートの幅と長さはデッキのサイズに合わせる
スケボー用グリップテープのシートは、幅9インチ×長さ33インチ(約23×84cm)が基本のサイズです。一般的なストリート用のデッキは9×33インチのシート1枚でノーズからテールまで覆えるため、デッキのサイズに迷ったときも基本サイズのグリップテープを選べば問題ありません。
購入前には、手持ちのデッキの幅と長さをメジャーで測っておくと安心です。サイズに余裕のあるグリップテープを選んでおけば、貼る位置が少しずれても縁まで覆えるため、スケボーのデッキ全体に均一なグリップが行き渡ります。
見た目にこだわるならクリアやダイカットロゴを選ぶ
クリアタイプのグリップテープは透明なシートに研磨材を固めたもので、デッキ上面のグラフィックが透けて見えるのが特徴です。ダイカットロゴはテープの一部をロゴの形に型抜きしたデザインで、抜いた箇所からデッキの木目やグラフィックがのぞき、スケボーの足元のアクセントになります。
GRIZZLYの熊やFTCのロゴのような型抜きは、デッキの前後を見分ける目印としても役立つデザインです。ただし型抜きした部分にはテープが無く、ロゴの上に足を置くと滑りやすくなるため、ロゴの位置と足の置き場所が重ならないかを確かめてからグリップテープを選ぶと安心です。
スケボーにおすすめのグリップテープ9選
ここでは、国内のスケボー専門通販で購入できる現行のグリップテープから、おすすめのモデルをブランド別に紹介します。粗めの定番から細かめの定番、穴あきで貼りやすいモデル、クリアやダイカットロゴのデザイン系まで幅広く取り上げました。
今回取り上げるスケボー向けのグリップテープは、以下のモデルです。
- 【SHORTY’S】BLACK MAGIC
- 【JESSUP】THE ORIGINAL
- 【JESSUP】CRYSTAL CLEAR
- 【MOB GRIP】9in Black Sheet
- 【MOB GRIP】10in Clear Sheet
- 【GRIZZLY】BEAR CUTOUT
- 【PEPPER】G5
- 【SHAKE JUNT】CLEAR GRIP
- 【FTC】DIE CUT LOGO
【SHORTY’S】BLACK MAGIC

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SHORTY’S |
| モデル名 | BLACK MAGIC |
| サイズ | 約23×84cm(9×33インチ) |
| 目の粗さ | 粗め |
| 特徴 | ロングセラーの定番 |
「BLACK MAGIC」は、スケボーのハードウェアブランドとして知られるSHORTY’S(ショーティーズ)が手がける、黒一色のグリップテープです。デザインで飾るより粒と接着剤の質を高めることに力を入れて作られてきたシートで、国内のスケボー専門通販でもロングセラーとして扱われています。
粗めのスケボー用グリップテープでしっかり踏ん張りたいスケーターや、無地の黒でデッキの見た目をすっきりまとめたいスケーターにおすすめできるのが、SHORTY’Sの黒いシートです。食いつきが強い分、シューズの裏は早めに削れ、足を払い抜くフリップ系の練習では引っかかりを強く感じます。
【JESSUP】THE ORIGINAL

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | JESSUP |
| モデル名 | THE ORIGINAL |
| サイズ | 約23×84cm(9×33インチ) |
| 目の粗さ | 細かめ |
| 特徴 | 薄くて軽い定番 |
「THE ORIGINAL」は、1970年代からスケボーのグリップテープを作り続けてきたJESSUP(ジェサップ)の定番シートです。スケボー業界向けに初めてシリコンカーバイドの滑り止めテープを製造したブランドとされ、薄くて軽いシートが国内のスケボーショップでも長く支持されています。
スケボーのトリックを覚え始めた初心者や、フリップ系を中心に練習するスケーターには、JESSUPのグリップテープがおすすめです。細かめの目は着地で足が流れやすく、高い段差から飛び降りるような滑り方では踏ん張りが物足りません。
【JESSUP】CRYSTAL CLEAR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | JESSUP |
| モデル名 | CRYSTAL CLEAR |
| サイズ | 約23×84cm(9×33インチ) |
| 目の粗さ | − |
| 特徴 | クリアタイプ |
「CRYSTAL CLEAR」は、JESSUPがデッキ上面のグラフィックを見せたいスケーター向けに用意したクリアタイプのグリップテープです。同じJESSUPの「THE ORIGINAL」が黒の定番なら、スケボーの見た目を変えたいときに選ぶもう1つの定番で、デッキのデザインを主役にしたい場面で選ばれています。
お気に入りのグラフィックのデッキを買ったスケーターや、スケボーの見た目を楽しみながら滑りたいスケーターにおすすめのグリップテープです。黒のシートでデッキを隠したくないときは、JESSUPのクリアタイプが有力な候補に入ります。
【MOB GRIP】9in Black Sheet

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | MOB GRIP |
| モデル名 | 9in Black Sheet |
| サイズ | 約23×84cm(9×33インチ) |
| 目の粗さ | 粗め |
| 特徴 | 穴あき・ブラック |
「9in Black Sheet」は、プロに選ばれるナンバーワンのグリップテープを掲げるMOB GRIP(モブグリップ)の定番となる黒いシートです。幅9インチ×長さ33インチの標準サイズで、国内のスケボー専門通販でも目が粗く強いグリップ力のグリップテープとして人気を集めています。
ストリートやパークで強いグリップを求めるスケーターや、気泡を残さずに初めて自分でスケボーのグリップテープを貼りたいスケーターに、MOB GRIPの「9in Black Sheet」はおすすめです。食いつきが強い反面、シューズの裏とサイドは早く削れるため、シューズの消耗も見込んでおくと慌てずに済みます。
【MOB GRIP】10in Clear Sheet

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | MOB GRIP |
| モデル名 | 10in Clear Sheet |
| サイズ | 約25.5×84cm(10×33インチ) |
| 目の粗さ | − |
| 特徴 | 10インチ幅のクリア |
「10in Clear Sheet」は、MOB GRIPのクリアタイプのグリップテープで、幅10インチ×長さ33インチ(約25.5×84cm)と標準より幅の広いシートです。同じMOB GRIPの黒い「9in Black Sheet」とは役割が異なり、シートの幅と透明さで選ぶスケボー用のモデルになっています。
幅の広いデッキに乗るスケーターや、グラフィックを見せながらも強めのグリップがほしいスケーターにおすすめのグリップテープです。TACTICS JAPANの比較実験でも、クリアタイプのMOBは黒のMOBに次ぐグリップ力を記録しており、クリアでも足元の食いつきを妥協せずに済みます。
【GRIZZLY】BEAR CUTOUT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | GRIZZLY |
| モデル名 | BEAR CUTOUT |
| サイズ | 約23×84cm(9×33インチ) |
| 目の粗さ | − |
| 特徴 | 熊のダイカットロゴ |
「BEAR CUTOUT」は、プロスケーターのトーリー・パドウィル(Torey Pudwill)が立ち上げたとされるGRIZZLY(グリズリー)の代表的なグリップテープです。シートの一部が熊の形に型抜きされたダイカットロゴが入っており、ひと目でGRIZZLYとわかる見た目がスケボーの足元に加わります。
クセの少ないグリップで基礎を練習したい初心者や、デザインにもこだわりたいスケーターにおすすめのスケボー用グリップテープです。GRIZZLYの熊のロゴはノーズとテールを見分ける目印にもなる一方、着地で足を強く止めたい滑り方には粗めのテープのほうが向いています。
【PEPPER】G5

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | PEPPER |
| モデル名 | G5 |
| サイズ | 約23×85cm(9×33.5インチ) |
| 目の粗さ | − |
| 特徴 | 穴あき・ブラック |
「G5」は、グリップテープブランドのPEPPER(ペッパー)が現行ラインの中心に据える黒いシートで、標準の33インチより長い9×33.5インチ(約23×85cm)のサイズで作られています。長めのデッキでもノーズからテールの先端まで1枚で覆いやすく、スケボーのデッキを選ばない長さです。
デッキの足元の感覚を大事にしたいスケーターや、長めのデッキに乗るスケーター、自分できれいにグリップテープを貼りたいスケーターにおすすめなのがPEPPERの黒いシートです。TACTICS JAPANの比較実験でも上位のグリップ力を記録しており、穴あきの貼りやすさと強めの食いつきを両立しています。
【SHAKE JUNT】CLEAR GRIP

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SHAKE JUNT |
| モデル名 | CLEAR GRIP |
| サイズ | 約23×84cm(9×33インチ) |
| 目の粗さ | − |
| 特徴 | プリント入りクリア |
「CLEAR GRIP」は、スケボーのハードウェアブランドとして知られるSHAKE JUNT(シェイクジャント)のクリアタイプのグリップテープで、透明なシートにプリントデザインが施されています。SHAKE JUNTの公式サイトに並ぶ現行のグリップテープは、MOB GRIPと共同で展開する「Shake Junt x MOB Grip」です。
スケボーのハードウェアをSHAKE JUNTでそろえているスケーターや、クリアのグリップテープでも少し個性を出したいスケーターにおすすめの1枚です。絵柄の細かいデッキに貼るとプリントとグラフィックが重なり、にぎやかな見た目に仕上がります。
【FTC】DIE CUT LOGO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | FTC |
| モデル名 | DIE CUT LOGO |
| サイズ | 約23×84cm(9×33インチ) |
| 目の粗さ | − |
| 特徴 | ダイカットロゴ |
「DIE CUT LOGO」は、サンフランシスコの老舗スケボーショップFTC(エフティーシー)のロゴを型抜きしたグリップテープです。FTCはサンフランシスコ市のLegacy Business Registry(長く地域に根づいた店を認定する制度)にも登録されている店で、スケボーのショップカルチャーを足元で表せる1枚に仕上がっています。
サンフランシスコのスケボーカルチャーが好きなスケーターや、ほかの人と違うデッキの見た目に仕上げたいスケーターにおすすめのグリップテープです。FTCのロゴを足元に入れておけば、同じデッキを使う仲間の中でも自分のスケボーをすぐに見分けられます。
スケボーのグリップテープを使うときの注意点
スケボーのグリップテープを長く快適に使うために、貼るときと使うときに知っておきたい注意点をまとめました。モデル選びとあわせて押さえておけば、グリップテープ本来の食いつきを貼り替えの日まで保てます。
貼り方から手入れ、貼り替えの目安まで、気をつけたいポイントは以下のとおりです。
- 貼る前にドライヤーで温めて端までしっかり押さえる
- はみ出した部分はデッキの縁に沿ってきれいに切る
- 濡れるとグリップ力が落ちるため雨の日は避ける
- 汚れはクリーナーで落とし、すり減ったら貼り替える
貼る前にドライヤーで温めて端までしっかり押さえる
グリップテープの接着剤は気温が低いと粘着力が落ちるため、冬場や寒い室内でそのまま貼ると端から剥がれやすくなる点に注意が必要です。貼る前にデッキ上面のホコリや古い接着剤の残りを拭き取り、ドライヤーでテープとデッキを温めてから貼ると、接着剤がなじんでしっかり密着します。
貼るときは、テープの中央をデッキの中央に合わせ、中心から外側へ空気を押し出すように手のひらで圧着していきます。気泡が残った場合は、針やカッターの先で小さな穴を開けて空気を抜き、上から押さえると平らに戻るため、慌てて剥がし直す必要はありません。
はみ出した部分はデッキの縁に沿ってきれいに切る
デッキからはみ出したグリップテープは、先にドライバーの柄や硬い棒で縁をぐるりとこすり、テープの表面に白い切り取り線をつけておくときれいに切り落とせます。線が見えたら、カッターの刃をデッキの縁に沿わせて少しずつ切り進めると、テープの端がめくれにくい仕上がりになります。
カッターを使う作業なので、刃の進む先に手を置かず、デッキを膝や作業台で安定させてから切ると手元がぶれません。ノーズやテールのカーブ部分は刃が滑りやすいため、急がずに角度を変えながら切ると、スケボーのデッキの縁を傷つけずに済みます。
濡れるとグリップ力が落ちるため雨の日は避ける
TACTICS JAPANの比較実験では、水を吹きかけたグリップテープはどのブランドでもグリップ力が下がり、下がり方もブランド間でほぼ同じという結果でした。粗めのグリップテープを選んでいても、濡れた路面や雨上がりの水たまりでは足が滑りやすくなるため、スケボーは乾いた路面で楽しむのが基本です。
デッキ自体も木を重ねた合板で水に弱く、濡れたまま放置すると反りや剥がれの原因になります。雨に降られたときはグリップテープの上からタオルで水気を拭き取り、風通しの良い日陰で乾かしておくと、デッキとテープの両方を長持ちさせられます。
汚れはクリーナーで落とし、すり減ったら貼り替える
グリップテープの表面に砂や泥が詰まると、粒の凹凸が埋まって食いつきが弱くなるのが難点です。グリップテープ用のクリーナー(消しゴムのようなゴム製のブロック)で表面をこすれば、詰まった汚れをかき出してグリップ力を取り戻せます。
クリーナーで手入れしても粒がすり減ってツルツルしてきたら、貼り替えのサインです。古いグリップテープはドライヤーで温めて接着剤を柔らかくしてから端をめくると剥がしやすく、デッキ表面の木を削り取る失敗も防げます。
まとめ:自分に合うグリップテープでスケボーの足元を安定させよう
この記事では、スケボーにおすすめのグリップテープと選び方を解説しました。グリップテープはデッキと足をつなぐパーツで、目の粗さによってトリックのしやすさや踏み込みの安定感が変わります。
グリップテープは消耗品で、貼り替えのたびに別のブランドを試せるパーツです。自分の滑り方に合うグリップテープを見つけて、スケボーの足元を安定させ、トリックの上達を楽しんでください。


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