- スケボー用のおすすめプロテクター・ヘルメットはどれを選べばいい?
- 安全規格やパッドの構造の違いがわからない
- 初心者がまず揃えるべきスケボー用の防具を知りたい
スケボー用のプロテクター・ヘルメットとは、コンクリートやアスファルトの上で転ぶことを前提に、頭や手首、肘、膝への衝撃をやわらげるよう作られた防具です。
この記事では、スケボー用プロテクター・ヘルメットの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。スケボーを始めたばかりの初心者や、防具の買い替えを考えているスケーターは、ぜひ参考にしてください。
スケボーにおすすめのプロテクター・ヘルメットの特徴
スケボー用のプロテクター・ヘルメットは、硬い路面で何度も転ぶことを想定して作られています。スケボーは足元が板1枚で固定されていないため、バランスを崩すと頭や手首、肘、膝から地面に落ちやすいスポーツです。
見た目が似ていても、規格や内部構造、セット内容がモデルごとに大きく異なるのが、スケボー用防具選びの難しいところです。安全規格と構造、セットの組み合わせという3つの軸で比べれば、初めてスケボー用プロテクター・ヘルメットを買う人でも迷わず選べます。
スケボー用のプロテクター・ヘルメットを選ぶうえで押さえておきたい特徴は、以下の5ポイントです。
- ヘルメットは安全規格を取得したモデルがおすすめ
- ヘルメットはEPSライナー入りのハードシェルがおすすめ
- 膝と肘はハードキャップ付きのパッドがおすすめ
- 初心者は膝・肘・手首の3点セットがおすすめ
- サイズは頭囲と関節まわりを測って選ぶ
ヘルメットは安全規格を取得したモデルがおすすめ
スケボー用ヘルメットの安全規格には、スケート用のASTM F1492(アメリカ材料試験協会が定めたスケートボード用ヘルメットの規格)、自転車用のCPSC 1203やCE EN1078、国内のSGマークなどがあります。ASTM F1492は同じ箇所への複数回の衝撃を試験に含み、転倒を繰り返すスケボーの使い方に合わせた規格です。
一方、スケボーらしい丸いシルエットのヘルメットでも、ソフトフォームだけで規格を取っていないモデルが販売されています。購入前に製品ページやパッケージで取得規格を確認し、ASTM F1492かCPSC、SGマークのいずれかを持つスケボー用ヘルメットを選ぶと安心です。
ヘルメットはEPSライナー入りのハードシェルがおすすめ
EPSライナーとは、発泡スチロールの一種であるEPSフォームを使った内側の層のことで、強い衝撃を受けたときにつぶれてエネルギーを吸収します。硬いABSシェルの内側にEPSライナーを重ねた構造は、坂道でのスピードを伴う転倒やパークでの高い位置からの落下に備えられます。
ソフトフォームだけのヘルメットは軽い転倒に何度も耐えられる反面、強い衝撃への備えはEPS入りのモデルに及びません。坂道やパーク、ボウルで滑るスケーターほど、EPSライナー入りのハードシェルを選ぶ理由がはっきりしています。
膝と肘はハードキャップ付きのパッドがおすすめ
ハードキャップとは、膝や肘のパッドの表面にかぶせた硬いプラスチック製の外装のことです。転んだときにキャップが地面を滑ることで、衝撃を前方へ逃がしながら体を止められます。
ランプやボウルでは、膝をついて滑り込むニースライドが基本の転び方になるため、ハードキャップの厚みと交換できるかどうかがスケボー用ニーパッドを比べるポイントになります。キャップが削れてきたら交換できるモデルなら、パッド本体を長く使い続けられるのも利点です。
初心者は膝・肘・手首の3点セットがおすすめ
スケボーを始めたばかりの時期は、バランスを崩した瞬間にとっさに手をついて転ぶ場面が多くなります。手首のリストガード、肘のエルボーパッド、膝のニーパッドをまとめて着けておけば、地面に当たりやすい部位を一度にカバーできます。
3部位がそろったセットなら、サイズ表記と見た目が統一され、単品で1つずつ選ぶ手間もかかりません。最初のスケボー用プロテクターとして、セットで揃える方法が最も手軽です。
サイズは頭囲と関節まわりを測って選ぶ
ヘルメットは眉の少し上を通る頭囲、パッドは膝や肘の周囲をメジャーで測り、各ブランドのサイズ表と照らし合わせて選びます。スケボー用のプロテクター・ヘルメットはブランドごとにサイズの区切り方が異なるため、普段の服のサイズで選ばないことが大切です。
サイズ調整用のライナーやストラップが付いたモデルなら、頭や関節の形に合わせて微調整でき、滑っている最中のずれを抑えられます。汗をかいてもフィット感が変わりにくい点も、長時間スケボーを楽しむうえで見逃せません。
スケボーにおすすめのプロテクター・ヘルメット8選
ここではスケボーにおすすめのプロテクター・ヘルメットを、ブランド別に紹介します。ヘルメットと膝や肘、手首のプロテクターを定番ブランドから選び、各モデルの種類や搭載技術、向いているスケーターを解説します。
スケボーで安心して転べる、おすすめのプロテクター・ヘルメットは以下のモデルです。
- 【TRIPLE EIGHT】SAVER SERIES 3-PACK
- 【TRIPLE EIGHT】THE CERTIFIED SWEATSAVER
- 【PRO-TEC】STREET KNEE/ELBOW OPEN BACK PAD SET
- 【PRO-TEC】CLASSIC CERTIFIED
- 【Nutcase】STREET MIPS
- 【187 KILLER PADS】SIX PACK PAD SET
- 【187 KILLER PADS】PRO KNEE PAD
- 【bern】MACON 2.0
【TRIPLE EIGHT】SAVER SERIES 3-PACK

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | TRIPLE EIGHT |
| モデル名 | SAVER SERIES 3-PACK |
| 種類 | 膝・肘・手首の3点セット |
| 安全規格 | − |
| 構造・素材 | EVAフォーム+ABSスプリント |
「SAVER SERIES 3-PACK」は、ニューヨーク発の防具ブランドTRIPLE EIGHTが手がける、膝と肘、手首の3部位をまとめたプロテクターセットです。スケボーを始めるときに必要なパッドを1箱で揃えられる、TRIPLE EIGHTの定番モデルとして展開されています。
「SAVER SERIES 3-PACK」はJRからLまでのサイズがあり、親子で同じスケボー用プロテクターを揃えることもできます。スケボーを始めたばかりの初心者や、まず3部位を一度に揃えたい人におすすめのセットです。
【TRIPLE EIGHT】THE CERTIFIED SWEATSAVER

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | TRIPLE EIGHT |
| モデル名 | THE CERTIFIED SWEATSAVER |
| 種類 | ヘルメット |
| 安全規格 | ASTM F-1492/CPSC |
| 構造・素材 | EPSフォーム+Sweatsaverライナー |
「THE CERTIFIED SWEATSAVER」は、TRIPLE EIGHTの代名詞である汗を吸うライナーと、規格を取得したEPSフォームを組み合わせたスケボー用ヘルメットです。丸みのあるスケートらしいシルエットを保ちながら、強い衝撃にも備えた設計に仕上げています。
汗を吸うライナーのおかげで、夏場のスケートパークや長時間の練習でも額に汗が垂れにくくなります。サイズはXS/SからXL/XXLまでの4展開で、頭が大きめのスケーターも選びやすく、蒸れにくさを重視する人におすすめのヘルメットです。
【PRO-TEC】STREET KNEE/ELBOW OPEN BACK PAD SET

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | PRO-TEC |
| モデル名 | STREET KNEE/ELBOW OPEN BACK PAD SET |
| 種類 | 膝・肘の2点セット |
| 安全規格 | CE EN 14120 |
| 構造・素材 | EVAフォーム+ハードキャップ |
「STREET KNEE/ELBOW OPEN BACK PAD SET」は、1973年に誕生したスケート防具ブランドPRO-TECが展開する、膝と肘のパッドをまとめたスケボー用プロテクターです。モデル名のとおりストリートでの使用を想定しており、PRO-TECのパッドの中でも街中の練習に合わせたシリーズに位置づけられています。
オープンバック構造のため、スケボーシューズを履いたままでも着脱できます。ストリートや小さめのセクションで練習する初心者〜中級者におすすめのプロテクターですが、手首は別にリストガードを用意する必要があります。
【PRO-TEC】CLASSIC CERTIFIED

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | PRO-TEC |
| モデル名 | CLASSIC CERTIFIED |
| 種類 | ヘルメット |
| 安全規格 | ASTM 1492/CPSC 1203/CE 1078他 |
| 構造・素材 | ABSシェル+EPSライナー |
「CLASSIC CERTIFIED」は、PRO-TECの初代ヘルメットの形を受け継ぐ「CLASSIC」シリーズのうち、EPSライナーを入れて規格を取得したスケボー用ヘルメットです。ソフトフォームだけの「CLASSIC SKATE」とは中身が異なる、強い衝撃に備えたモデルとして位置づけられています。
スケボーらしい丸いシルエットを好むスケーターや、パークやボウルで滑る人に向くヘルメットです。XSからXXLまで6サイズを展開しているため、頭囲に合わせて細かく選びたい人にもおすすめできます。
【Nutcase】STREET MIPS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Nutcase |
| モデル名 | STREET MIPS |
| 種類 | ヘルメット |
| 安全規格 | SG認定(S・Mサイズ) |
| 構造・素材 | ABSシェル+EPS(MIPS搭載) |
「STREET MIPS」は、アメリカ・ポートランド発のヘルメットブランドNutcaseが手がける、街乗りとスケボーを兼ねる「STREET」シリーズのヘルメットです。スケボーでの移動や自転車での通勤など、普段使いのシーンを想定したモデルとして展開されています。
スケボーで移動する人や、自転車と1つのヘルメットで兼用したい人におすすめのモデルです。サイズはS(52〜56cm)とM(56〜60cm)の2展開に限られるため、頭囲を測ってから選ぶと失敗しません。
【187 KILLER PADS】SIX PACK PAD SET

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 187 KILLER PADS |
| モデル名 | SIX PACK PAD SET |
| 種類 | 膝・肘・手首の6点セット |
| 安全規格 | − |
| 構造・素材 | バリスティックナイロン+フォーム |
「SIX PACK PAD SET」は、ランプやボウルのプロスケーターに愛用者が多いパッドブランド187 KILLER PADSの、膝と肘、手首の6点をまとめたセットです。187 KILLER PADSのプロ向けパッドの作りを取り入れながら、3部位を一度に揃えられるスケボー用プロテクターとして展開されています。
エントリー向けのセットより本格的なパッドで3部位を揃えたいスケーターにおすすめです。サイズはXSからXLTまで用意されており、体格の大きい人でもスケボー用プロテクターを合わせやすくなっています。
【187 KILLER PADS】PRO KNEE PAD

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 187 KILLER PADS |
| モデル名 | PRO KNEE PAD |
| 種類 | ニーパッド |
| 安全規格 | − |
| 構造・素材 | 2層フォーム+交換式キャップ |
「PRO KNEE PAD」は、187 KILLER PADSのニーパッドの中で最上位に位置するモデルで、ランプやボウルを滑るプロスケーターに長く使われてきました。スケボーで膝から滑り込む転び方を前提に、厚みのあるパッドに仕上げています。
ランプやボウルでニースライドを練習する中級者以上におすすめのスケボー用ニーパッドです。厚みがあるぶん、ストリートで細かく動くときにはかさばって感じられるため、パーク中心で滑る人に向きます。
【bern】MACON 2.0

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | bern |
| モデル名 | MACON 2.0 |
| 種類 | ヘルメット |
| 安全規格 | CPSC/EN1078 |
| 構造・素材 | ハードシェル+EPSフォーム |
「MACON 2.0」は、2004年にアメリカ・ボストンで誕生したヘルメットブランドbernの定番モデルで、スケボー由来のハードシェル形状を持つヘルメットです。安全規格は自転車用のため、スケボーと街乗りを兼ねる用途のヘルメットという位置づけです。
帽子のようにすっきりした見た目のため、普段の服装になじむスケボー用ヘルメットを探している人に向きます。スケボーと自転車で1つのヘルメットを兼用したい人にもおすすめですが、パークでの本格的な練習が中心ならスケート規格を取得したモデルのほうが安心です。
スケボー用プロテクター・ヘルメットを使うときの注意点
スケボー用のプロテクター・ヘルメットは、正しく使わないと本来の性能を発揮できません。買ったあとに気をつけたいポイントを押さえておくことで、スケボーの練習に安心して集中できます。
防具を長く安全に使うために、買ったあとに意識しておきたいことは以下の4点です。
- 強い衝撃を受けたヘルメットは買い替える
- あご紐とサイズ調整で正しくかぶる
- 滑る場所の着用ルールを確認する
- 汗をかいたプロテクターは洗って乾かす
強い衝撃を受けたヘルメットは買い替える
ヘルメットのEPSフォームは、強い衝撃を一度受けるとつぶれて元の形に戻りません。外側のシェルに傷が見えなくても、内側のEPSがへこんでいれば衝撃を吸収する性能は落ちています。
スケボーで頭を強く打ったあとは、同じヘルメットを使い続けず新しいものに買い替えるのが原則です。ソフトフォームだけのスケート用ヘルメットも、フォームが薄くへたってきたら交換の目安になります。
あご紐とサイズ調整で正しくかぶる
ヘルメットが後ろにずれて額が出ている状態では、前方に転んだときに額まわりを覆えず、本来の性能を発揮できません。スケボー用ヘルメットは、眉の上に指1〜2本が入る程度まで深くかぶるのが基本です。
あご紐は、締めたときに指1〜2本が入る程度に調整します。付属のライナーやダイヤルでサイズを合わせ、頭を振ってもヘルメットがぐらつかない状態に整えてから滑り始めるのが正しい手順です。
滑る場所の着用ルールを確認する
スケートパークの中には、ヘルメットの着用を利用条件にしている施設や、子どもにはプロテクターの着用も求める施設があります。せっかく現地に着いても、防具が足りずにスケボーを滑れないケースもあるため注意が必要です。行く前に施設のホームページで着用ルールを確認し、ヘルメットやプロテクターのレンタルがあるかも調べておくと安心できます。
汗をかいたプロテクターは洗って乾かす
スケボー用のパッドやヘルメットのライナーは汗を吸うため、放置するとにおいや素材の劣化を招きます。特に夏場のパークで使ったプロテクターは、湿ったままバッグに入れっぱなしにしないことが大切です。
取り外して洗えるライナーやパッドは、表示に従って定期的に手洗いし、直射日光を避けて陰干しでしっかり乾かします。ストラップの面ファスナーにたまったごみも取り除いておくと、固定力が長持ちします。
まとめ:スケボー用プロテクター・ヘルメットで安心してトリックに挑戦しよう
この記事では、スケボーにおすすめのプロテクター・ヘルメットと選び方を解説しました。スケボーは転びながら上達するスポーツで、プロテクター・ヘルメットを着けていれば転ぶことへの怖さが薄れ、新しいトリックの練習に集中できます。
自分の滑り方に合うプロテクター・ヘルメットを手に入れて、スケボーのトリックに安心して挑戦してください。


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